ヘリコプター解説(日本編)1
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「AH-1S コブラ」(72機)
用途:対地・対戦車攻撃
分類:攻撃ヘリコプター
製造者:ベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル・エアクラフト)
乗員:2名(前席:射撃手/後席:操縦士)
全長:13.4m
全高:4.44m
発動機:ジェネラル・エレクトリックT-700-GE-401
実用上昇限度:3475m
最大速度:278km/h
航続距離:519km(増槽なし)
武装 :固定武装M197 20mm3砲身機関砲(1200発)
AGM-114 「ヘルファイア」対戦車ミサイル×8
BGM-71 TOW対戦車ミサイル×8
AIM-9サイドワインダー赤外線誘導空対空ミサイル×2
JM261ハイドラ70ロケット弾ポッド(ロケット弾19発入り)×2
AH-1S コブラは、
ベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル・エアクラフト)社が開発した、世界初の攻撃ヘリコプターである。従来、地上部隊への近接航空火力支援は空軍に任されていたが、適時に支援を受けられない等問題があった。
そこでアメリカ陸軍はヘリコプターによる自前の航空支援を考え、それにより生まれたのがAAFSS(新型航空火力支援システム)構想である。
しかし、アメリカ空軍が攻撃ヘリの構想に強く反対した為、
UH-1のような汎用ヘリコプターに兵装を施すガンシップに近いものを計画した。
しかし、ベトナム戦争においてヘリに機銃やロケット弾を装備させたガンシップを運用したところ、
重量増加による巡航速度が著しく低下するなどの問題が発生した。また、生存性の低下も課題となった。エンジンの換装や装甲板の貼り付け、防弾ガラスの重ね合わせなどの応急処置がとられたが、
元が輸送用ヘリコプターであるため決して良策とは言えなかった。この結果を踏まえて1967年にUH-1をベースにベル・ヘリコプター・テキストロン社(当時)が開発したのがコブラだ。世界初の本格的な攻撃ヘリコプターで、その後登場する各国の攻撃ヘリに大きな影響を与えた。
AH-1はUH-1のダイナミック・コンポーネントを流用しているが、主ローター・ハブはドア・ヒンジ・ローターを使用し、
抵抗の大きなスタビライザー・バーを廃止した。前面投影面積はUH-1の1/3の91cmと非常に小さく、
速度性能も向上している。前席はヘルメット照準方式のガナーが搭乗し、の二名が縦一列に搭乗する、タンデム式コックピットを採用し、
この配置は以後の攻撃用ヘリコプターの基本的スタイルになった。兵装は胴体側面のスタブウィングに搭載し、機首にはバルカン砲を搭載している。
最大の特徴は、
幅99cmという非常にスリムな胴体と、
搭乗員をタンデムに配置した事である
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