第6節:霊脈地ヘ、そして来る万華鏡の来訪者
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てるっていうのはホントにおかしいじゃない!」
そしてーーー
「だからそれは違うって士郎が言ってるでしょ。あ、でもそれだけじゃ足りないか。えっとね。簡単に言わせてもらうと士郎も私や貴方と同じで魔術が使えるの。これでいいかしら?」
(あっ・・・)
俺が悩んでいたことをサラッと言ってのけた。
「え、ええええええええ?」
それに対して所長も当然の反応を返してくれた。
「ハア・・・」
「えっ、ちょ、どうしたのよ士郎?あっもしかして今の言っちゃいけなかった?御免なさい!」
「いやもういいよ。バレちゃったものはしょうがない。所長、今遠坂が言った通りだ。俺も魔術が使えるんだ・・・固有結界だけど。」
その瞬間、所長の顔がまた驚きに染まった。
「えっ??固有結界って、なんで貴方がそんな封印指定モノの大禁呪を使えるのよ?」
「それは・・・「きっかけは士郎がまだ幼い頃、胸に聖遺物を埋め込まれて属性が''剣''に変化したからよ。それも、アーサー王が持っていた最強の聖剣エクスカリバーの鞘っていう超が幾つもつくほど凄いやつをね。」・・・以下の通りだ。」
「!!!???」
所長は驚きすぎたらしく、さっきから口をパクパクさせている。
「はは、やっぱりそうなるよな・・・」
その後、更に詳しい経緯を説明しどうにか俺が魔術を使えるという理由を理解してもらった。
そしてマシュ自身が、俺がなんでマシュと契約したのかという理由を説明してくれた。
「ーー以上です。私たちはレイシフトに巻き込まれ、この特異点に転移してしまいました。所長がこちらで合流できた唯一の人間です。でも、希望ができました。所長がいらっしゃるなら他に転移が成功した適正者もーー」
「いないわよ。それはあなたの説明で確定したわ」
と、言いかけたマシュの言葉をオルガマリーはバッサリと切り捨てた。
「私もあの子も凛もレイシフト装置、コフィンに入っていなかった。生身のままのレイシフトは成功率が激減するけど0にはならない。一方コフィンはシフトの成功率が95%を下回ると電源が落ちるのよ」
「・・・・・・あれ?じゃあマリーさんは参加はしなかったのか?」
俺の質問にオルガマリー所長はじろりと一睨みする。
「・・・・・・悪い?司令官が最前線に出るわけないじゃない。言ったでしょ、君たちは私の道具だって」
「え、その・・・はぁ」
威圧的な態度にやはり思わず謝ってしまう。
(この人、なんか常に怒ってる気がする。これで部下に嫌われたりしてないんだろうか・・・?)
「・・・・・・まあいいわ。状況は理解しました。ーー衛宮士郎。緊急事態ということで、君
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