第5節:燃え盛る町
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漸く敵を一体残らず倒しきった俺達は打ち合わせ通り話し合いを始めた。
「じゃあまず、2人とも、生きててくれて本当に良かったよ。」
「それはお互い様よ、士郎。貴方こそ生きててくれてほんとに良かったわ。実際、マシュに再開した時、マシュが生きててくれて嬉しかったのと同時にじゃあ士郎は何処にいるんだろう、無事なんだろうかって心配になったもの。ね、マシュ?」
「はい、その通りです。ご無事でほんとに良かったです、先輩。」
「・・・・・2人とも、ありがとう。じゃあ、俺から質問なんだけどマシュはどうやって生き延びたんだ?もしかして、その格好や武器と何か関係あるのか?」
「はい、その通りです。流石ですね、先輩。そしてここからは信じられないかもしれませんがしっかりと聞いてください。」
そう言うとマシュは急に少し緊張した面持ちになった。
「大丈夫だ、もう訳が解らない出来事には慣れっこだからな。」
そう言いながらも思わず少し身が引き締まる。
「そうですか、では言わせてもらいます。実はですね、経緯はよく覚えていませんが私はサーヴァントと契約して一命を取り留めたのです。」
「成る程、そういうことだったのか・・・・・ん?ちょっと待ってくれ、マシュ。」
「はい、何でしょうか?」
納得しかけた直後、ある疑問が生じる。
「サーヴァントと契約したからマシュの容態が回復したのは解った。俺も経験したことがあるからな。でも、ならなんでマシュの体には令呪がないんだ?それに、それだと格好が変わったことの説明にはなってないぞ?」
「あっ、そうでしたね。すいません。肝心な部分を説明していませんでした。えっとですね、何故私の服装が変化しているのか、それは私が英霊と一体化したからなんです。」
「一体化?英霊と一体化って、それはつまりマシュの肉体がサーヴァントと融合したってことなのか?」
あまりに衝撃的な発言だったからか、こういったことには慣れていたはずなのに驚いてしまった。
「はい、そうです。と言っても私自身、経緯はあまり覚えていないのですが。」
「そうなのか・・・じゃあさ、マシュはサーヴァントと融合したって言ったけど、なんでそういうことができたんだ?そもそもそんなことって、あり得るのか?」
「あり得るかどうかは・・・私にはわかりません。それと融合できた理由は・・・私の簡単な推測でしかないですが、恐らくお互いの存在が消えかかっていたからだと思います。」
「じゃあ、サーヴァントの方も消えかかっていたってことか・・・」
マシュの発言から得た情報を思わず口にする。
「はい、そうなりますね。そもそも今回の特異点Fの調査と解決の為に事前にサーヴァントが召喚されていました。
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