第5節:燃え盛る町
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みるか!」
俺がそう呟き走り出した直後、
ドォン!ドォン!ドォン!
ガン!ゴン!ガキィン!
という破壊音や金属音が遠坂邸の中から聞こえてきた。音はどんどん激しくなってくる。
(これは・・・間違いなく何かと何かが戦っている、つまり彼処に遠坂がいる可能性は高い!急がないと!)
俺はそう考えながら彼方此方に積もった瓦礫を避けつつ遠坂邸を目指して全力疾走した。
そして辿り着き敷地内に駆け込んだ俺が見たものはーーー
第五次聖杯戦争の時にキャスターが使役していた竜牙兵と同種のものと遠坂と、アレは・・・マシュ、なのか?2人が戦っている光景だった。
(なんで此処に竜牙兵がいるんだ!?マシュが使ってるあの盾は何だ?いったい何処で手に入れたんだ!)
聞きたいことや話し合いたいことがいろいろ出てきたのだが見たところそうも言ってられなさそうだった。なぜなら敵の数がそこそこ多く2人を囲うように立っており、その上遠坂はマシュを庇いつつ戦っている為なかなか攻めることができず苦戦していたのだ。
(仕方ない、今は彼奴らを倒す。話はそれからだ!)
俺はそう考えながら干将?莫耶を一組投影し2人を襲おうとしていた竜牙兵に斬りかかる。
「ハアッ??」
キィン!ガン!バキィン!
そして1分程で数体を倒した。それを戦いながら横目で見ていた2人は俺に声をかけてくる。
「士郎、無事だったのね!」
「良かったです、先輩!」
「再会を喜ぶのは後だ、今はこいつらを片付けよう!」
「「ええ(はい)!」」
俺は2人にそう促し再び竜牙兵を倒し始める。
「フン!」
キィン!ガキィン!
俺が斬り伏せる。
「とっととくたばりなさい!」
ドン!ドォン!
遠坂が撃ち貫く。
「これで・・・倒れて??」
ガァン!バキィ!ドゴン!
マシュが殴り倒す。
***5分後***
「これで、終わりだ!」
ガキィン!
「フゥ、やっと終わったわね。」
「はい。そして先輩、正直に言わせてもらうと、とても緊張しました。」
「ああ、確かにマシュは疲れたよな。少し休むか?」
「いえ、この程度なら問題ありません。」
「そうか、でも体調がおかしいと思ったらすぐ言ってくれよ?マシュは女の子で俺の大切な後輩で仲間なんだからな。」
「っ・・・・・・・!はい、ありがとうございます。」
「ちょっと2人とも。仲を深めるのは大いに結構だけど今は話し合いが一番優先しなきゃいけないことだって解ってるわよね?」
「あ、ああ。そうだったな。じゃあ遠坂、マシュ。話し合いを始めよう。」
「は、はい。そうですね。」
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