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Fate/kaleid night order
第4節:A.D.2015 〜人理保障機関フィニス・カルデアB 中央管制室にて〜
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る!だからマシュも生きるのを諦めちゃダメだ!いいな?」

「で、でも。」

「マシュ、諦めて聞いといたほうがいいわよ〜。なんせこいつは相当なお人好しで、しかも怒ったら超がつくほど頑固なんだから。」

「おい遠坂、別に俺は頑固になってなんかない。当然のことを言ってるだけだ。」

「はいはい、そう言ってるのが何よりの証拠よ〜。」

「だから違「聞こえなーい。」・・・ハア、もういい。」

「・・・・・ありがとう、ございます。」

「ん?ああそうか、ならいいんだ。」

どうやらマシュは俺と遠坂の今のやり取りを見て少し気力を取り戻したようだ。

(思わず叫んじゃったけど、どうやら本人は解ってくれたみたいだしよかったよかった。)

少し安心した。
だが、それを嘲笑うかのように、状況はさらに一変した。

「あ・・・・・・・・・・・」

Dr.ロマンがカルデアスと呼んでいた大きな球体がある方向を見ながらマシュがそう漏らす。表情から察するに酷く驚いているようだった。
それが何故かを知る為に俺もマシュと同じ方向を見る。遠坂も魔術による治癒を一旦ストップして、俺に続いた。
そして2人揃ってやはり酷く驚いた。

「「なっ・・・・・?」」

カルデアスが俺たちの周囲の炎と同じく赫く煌々と燃えていたのだ。
驚く俺たちをよそにまた冷徹なアナウンスが響き始める。

『観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました。
シバによる近未来観測データの書き換えをします。
近未来百年までの地球において
人類の痕跡は 発見 できません。

人類の生存は 確認 できません。

人類の未来は 保証 できません』

「えっ、どういうことだ?」」

(マシュに教えてもらった通りなら確かカルデアスは疑似地球環境モデルでシバはそれの状態を逐一把握し安全な状態を維持する為の疑似近未来観測レンズだった筈だ。それが、こんなとんでもないことを言いだすなんて・・・。)

「一体何が起きた(んだorっていうのよ)??」
俺と遠坂はまた2人揃って同じ疑問を口にした。


「・・・カルデアスが、真っ赤に、染まっちゃいました・・・・・。あ、いえ、そんなことより・・・・・」

その音は、マシュが真紅のカルデアスへの感想を悲しそうに口にしたのと同時に俺と遠坂の耳に入ってきた。

ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

「なんだ?」

そう叫びながらカルデアスから一旦目を離し辺りを見回すと隔壁が超高速で至るところを塞いでいっており、気づけば俺たちは中央管制室に完全に閉じ込められた形になってしまっていた。

『中央区画隔壁、封鎖完了しました。館内戦場開始まであと720秒です。』

「隔壁、閉まっち
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