機動戦艦ナデシコ
1437話
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も老衰で死ぬ事はない。
病気に関しても、レモンの治療や近衛の回復魔法、ネギま世界のイクシールといった代物がある。
シャドウミラーの面子が死ぬには、本人がもう長生きしたくないと判断して時の指輪の効果を受け取る受信機を外すか、自殺するか……それとも他人に殺されるか。そんな手段でなら死ぬ事が可能だろう。
ま、今はまだまだ死ぬつもりなんかないけどな。
小さく肩を竦めて下らない考えを脳裏から追い出すと、たこ焼きを売ってる屋台の前に行く。
「たこ焼き、4……いや、5個頼む」
「あいよ。にしても、兄ちゃん。別嬪さんをい3人も連れて羨ましいねぇ。両手に花どころか、両手と片足に花って感じだし」
「え? そんな風に見えます?」
恋人に間違われたのが恥ずかしかったのだろう。ルナマリアは薄らと頬を染めながらたこ焼き屋の屋台の店主にそう言葉を返す。
メイリンとミーアもそれぞれ恥ずかしそうにしているのを見れば、色々と思うところがあるのは間違いない。
「だといいけどな。残念ながらこの3人は俺の仕事の相手だよ」
「ありゃ、そりゃ残念。けど、その3人みたいな美人を連れ歩けるだけで十分にいい目を見てるんじゃないか?」
どうやらこの店主は俺の事を知らないらしい。
一応以前ミスマルが演説した時の映像に俺も映ってたんだが。
まぁ、知らないなら知らないで別にいい。
ここで変に騒がれるよりは、こっちの方がいい。
金を払って、たこ焼きを受け取る。
ルナマリア、メイリン、ミーアの3人がそれぞれ1つずつ、そして俺が2つ。
1パックに8個入ってるので、多少食べ足りないが……まぁ、今回は別に食べ歩きが目的じゃないしな。
「これが、たこ焼き……」
「うん? プラントにたこ焼きはないのか?」
たこ焼きを見てしみじみと呟くルナマリアに尋ねると、たこ焼きを見ながら頷きを返してくる。
「オーブにはあるという話を聞いてますけど、プラントには……」
オーブは日本の文化が強く残ってるしな。寿司屋とか普通に存在しているし。
それにプラントは以前聞いた話だと、麻帆良で例の勢力がゴーヤクレープを広げようとしていたらしい。
そっちに汚染をされているのかもしれない。いや、多分だけど。
「はふっ、はふっ……あ、美味しい」
ルナマリアが笑みを浮かべて呟く。
外はカリッと焼き上げられており、具のタコは大きく切られていて歯応えもいい。
うん、これは美味い。美味いけど……
「そう言えば、タコを平気で食えるんだな」
そう、呟く。
タコというのは、地球であっても食べない、食べられない場所がある。
まぁ、この外見を考えれば仕方がないのかもしれないが……プラントでは普通に食べられているのか?
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