暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1437話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んは結構激しく動くんだし、それにそんな服を着てミネルバの中を動き回っていたら……」

 その言葉に、俺もミネルバの中……はこの目で見た事がないけど、アークエンジェルで宇宙にいた時の事を思い出す。
 当然宇宙なので、艦内は基本的に無重力だ。
 そして移動する時は横になりながら移動する事も多い訳で……うん、今のルナマリアがああいう服を着てそんな移動しようものなら、間違いなくメイリンが言ってるような感じになるのは間違いない。
 誰だったか……確かミネルバの中にはルナマリアに告白して玉砕した奴がいた筈だけど、そいつにしてみれば生殺しに等しい行為だろう。

「あ、向こうに何か屋台がありますよ? ちょっと行ってみましょう」

 空気を変えようとしたのか、それとも単純に興味があっただけなのか……ともあれ、不意に声を上げたミーアの視線の先には、たこ焼きを売ってる屋台があった。
 たこ焼きか。そう言えば暫く食べてないな。

「アクセルさん、あの屋台って一体何ですか?」
「たこ焼きだな。ここは別にタコが有名って訳じゃないが、たこ焼き屋はどこにでもあるし」

 ちなみに現在俺達がいるのは、サセボシティ。
 そう、俺がナデシコに乗った場所だ。
 コンサート会場をどこにするかというので迷ったんだが、どうせならって事で俺がナデシコに乗った場所になったんだよな。
 ルナマリアに言ったように、別にサセボシティの名物はたこ焼きじゃない。
 いや、もしかしたら何気に名物なのかもしれないが、俺は知らなかった。
 俺が知ってる佐世保の名物と言えば、佐世保バーガーくらいしかない。
 それでもたこ焼きは殆どの人が好きなだけあって、大抵の場所にはある。
 ……どこにでも姿を現すって意味だと、例のあの人……もとい、例のあの食べ物、ゴーヤクレープもあるが……幸いまだナデシコ世界に出没はしていないらしい。
 けど、以前ナデシコ食堂で少し漏らした事があったのを考えると、もしかしたら独自発生するかもしれないな。
 どこまで広がる、ゴーヤクレープの闇。

「買うか?」

 ゴーヤクレープという単語を忘れる為にも、たこ焼きで上書きしようとして3人に尋ねる。
 一応今回はナデシコ世界に来るということで、この3人も自分の金を両替して持ってきている。
 ホワイトスター経由で多少手数料は取られるが、何気にこの両替はそれなりにシャドウミラーの収入源の一つとなっている。
 ……いつか、繋がっている世界で共通して使える通貨とか作った方がいいのかもしれないが、利害関係とかを考えると迂闊にそんな真似が出来ないのも事実だ。
 だから、これは本当にいつか……それこそ何十年、何百年もの年月を掛けてやっていくべき事だろう。
 幸いシャドウミラーのメンバーは不老であり、何があって
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ