第170話
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つーの。」
「お兄さんたちも……まあ……せいぜい頑張りなよ……あの”剣聖”もスゴイし……お嬢さんもヤバそうだし……でもまあ……あの子……なんか辛そうだったから……笑顔を取り戻すために……頑張るのもアリかもね………」
「……ああ。勿論そのつもりだ。」
シャーリィの忠告にロイドは頷き
「……ダメだ……落ちる……リーシャ……また今度……遊ぼうね……」
シャーリィは気絶した!すると先を阻んでいた2重の結界は同時に消え、シャーリィの背後に転移魔法陣が現れた!
「…………ふう………」
気絶する様子のシャーリィを見たリーシャは安堵の溜息を吐き
「本当に……お騒がせな子だったわね。」
「ええ……色々な意味でクロスベル中を騒がせましたものね……」
エリィとノエルは複雑そうな表情で呟いた。
「はあ……すまねぇな、俺の身内が。」
二人の言葉を聞いたランディは疲れた表情で溜息を吐き
「でも……キーアのことを気遣ってくれたみたいだな。」
ロイドは口元に笑みを浮かべて呟いた。
「リーシャ。身体の方は大丈夫か?」
「……はい。皆さんがいてくれたお蔭です。それと……私の中にいるイリアさんが力をくれました。だから勝てたんだと思います。」
「確かにそれではシャーリィさんに勝ち目は無かったでしょうね。」
ロイドの言葉に答えたリーシャの話を聞いたティオは静かな表情で呟き
「ええ……負ける訳がありません。」
ティオの言葉を聞いたリーシャは静かな笑みを浮かべて頷いた。
「これで、この”領域”も解放できたと思います。いったん門まで戻りましょうか?」
「ああ、そうしよう。」
リーシャの提案にロイドは頷き
「……”血染め”はどうするの?」
フィーは静かな表情で尋ねた。
「アイツは……まあ、目を覚ますまで放っておいた方がいいだろう。俺達の船に連れて行って暴れられたら迷惑だしな。」
「確かに船には非戦闘員達もいるから、彼らを人質に取る可能性も十分考えられるな………」
「ただこのままだと彼女、失血死してしまうから、応急手当てだけ施しといてあげましょう。」
複雑そうな表情で答えたランディの話を聞いたラウラは真剣な表情で頷いて答え、エオリアは提案した。その後ロイド達はシャーリィに応急手当てをした後転移魔法陣に乗って転移した。
(フウ……”やっぱり”こうなったわね。……仕方ないわね。後顧の憂いはレンが断っておかないとねえ?)
その様子を物陰に隠れて見守っていたレンは呆れた表情で溜息を吐いた後凶悪な笑みを浮かべた。
「…………………………」
ロイド達が転移した後シャーリィは真剣な表情でロイド達が消えた転移魔法陣を見
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