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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第169話
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攻撃を受けたシャーリィは笑いながらフィー目掛けて銃撃し

「ハッ!!」

フィーは身軽な動作で自分に襲い掛かる銃撃を次々と回避していた。

「逃げてばっかりいないで正面で戦おう……よっ!!」

銃撃を回避され続けたシャーリィは不敵な笑みを浮かべて刃を回転させてフィーに襲い掛かり

「わたしの戦い方は”血染め”みたいに正面からの戦いには向いていないからお断り。」

襲い掛かられたフィーは身軽な動作で跳躍して周囲にある岩や壁を蹴って移動してシャーリィを攪乱していた。

「セリカさん!裁きの雷を!セナケリプの雷光!!」

その時エオリアが放った魔術によって発生した白き雷がシャーリィを襲い

「おっと。フフ、遊撃士のお姉さんもいつの間にか結構やるようになったね?」

雷を軽やかに回避したシャーリィは口元に笑みを浮かべてエオリアを見つめ

「あら。八方美人は痛い目を見るわよ?」

見つめられたエオリアは口元に笑みを浮かべて答えた。するとその時

「セイッ!!」

「うわあっ!?」

なんとシャーリィの背後の空間が歪み、そこからリーシャが現れて剣を振るってシャーリィの背中を斬った!

「アハハハハハハ!凄いよ、リーシャ!他の人達に目が行っていたけど今の攻撃はシャーリィも全然わからなかったよ!!」

背中から血を流しているシャーリィは笑いながらリーシャに斬り込み

「信頼できる仲間がいるからこその連携です。今の貴女では決して真似できません!!」

シャーリィの攻撃をリーシャは軽やかに回避しながらさまざまな暗器を次々と投擲して牽制していた。

「それには同意。おかげでわたしでも貴女みたいな”化物”に対抗できる……からっ!!」

「!!」

そしてフィーはシャーリィの背後から強襲して両手に持った双銃剣で斜めクロスの斬撃を放ち、攻撃に気付いたシャーリィはその場から横に跳躍して回避したが

「逃がすかよっ!!」

「うわっ!?アハハ!足を狙ってシャーリィの機動力を奪うなんて完全に”猟兵”としての勘が戻っているねえ!?」

ランディが放ったクラフト―――スナイプラッシュによって足の部分を集中的に狙われ、足に数発の弾丸を受けたシャーリィは驚いた後好戦的な笑みを浮かべてランディを見つめていたが

「止め!!」

「砕け散れっ!!」

「フフ、さすがにそう何度も同じ手は食わないよ!!」

フィーが双銃剣に溜めて放ったエネルギーとリーシャが投擲した回転する大剣を見て口元に笑みを浮かべて回避しようとしたが

「エニグマ駆動!エアリアル!!」

「しまった……!?」

エオリアが発動したアーツによって発生した竜巻に呑みこまれて身体の動きが制限され

「うっ
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