第168話
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ってヴァルドを地面に膝をつかせ
「おおおおおッ…………!」
片手に膨大な聖気や闘気を纏わせて強烈なアッパーを放ってヴァルドを吹っ飛ばし、吹っ飛ばされたヴァルドは地面に仰向けに倒れた!
「あ…………」
「やったか……!」
その様子を見たキーアは呆け、リィンは明るい表情をした後、ヴァリマールから降りた。そしてヴァルドは元の人間の姿に戻った!
「元の姿に…………!」
「……本当によかったです。」
人間の姿に戻ったヴァルドを見たエステルは明るい表情をし、リースは安堵の溜息を吐いた。
「……クク……トドメまであの日と同じとは……ザマぁねぇな……本当に……」
地面に倒れたヴァルドは身体をおこして口元に笑みを浮かべてワジを見つめ
「まあ、魔人化した状態じゃあそこが限界ってことだろう。君の”力”を扱うセンスは本物だと思うし……ちゃんと修行を積んだらさらに強くなれると思うんだけどね。」
ヴァルドに見つめられたワジは疲れた表情で答えた後静かな笑みを浮かべた。
「フン…………言われなくても……足掻いてやるぜ……ワジ……いつかテメエを這いつくばらせるためによ…………だが……今回だけは……負けを認めて……やらぁ………」
ワジの言葉を聞いたヴァルドは鼻を鳴らした後静かな笑みを浮かべて答え
「それと……オイ…………あのガキに似たテメエ……」
キーアに視線を向けた。
「あのガキの姉かはどうかは知らねぇが…………あのガキが景気悪いツラしてんのは……気に喰わねぇ…………あのガキを助けたいのなら…………せいぜい……気張んだな……」
「ヴァルド…………うんっ!ありがとう!」
目を細めて呟いたヴァルドの話を聞いたキーアは驚いた後笑顔で頷き
「アハハ…………やっぱり”レイヴン”の連中と色々似ているわね…………」
「ハハ……確かにそうやな。彼を見ていると彼らやアガットさんを思い出すな〜。」
エステルとケビンは苦笑し
「…………クク…………」
キーアの笑顔を見たヴァルドは口元に笑みを浮かべた後気絶して地面に倒れた!すると周囲の鳴り響く雷はなくなり、荒野の所々に迸るエネルギーも消滅し、ワジ達の目の前に転移魔法陣が現れた!
「ふう…………」
ワジは疲れた表情で溜息を吐き
「……お疲れ様です、ヘミスフィア卿。」
リースは静かな表情でワジを見つめてワジを労った。
「フフ……さすがに疲れたかな。」
リースの言葉に静かな笑みを浮かべて答えたワジだったがすぐに地面に膝をついた!
「ワジ君……!?」
「だ、大丈夫なの……!?」
ワジの様子を見たエステルは驚き、アリサは不安そうな表情で呟き
「無理もありませ
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