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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第167話
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膨大な雷エネルギーを強化ブレードに流し込んだ後、強化ブレードを地面に叩きつけて膨大な雷エネルギーを纏わせた衝撃波を放ち

「女神よ……邪悪なる者達に裁きを!ヘヴンセイバー!!」

リースは魔力と聖気が籠った法剣を振るった!

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――――――――――――ッ!?こんな奴等に…………負けてたまるかああああああああああああっ!!」

次々とSクラフトを受け続けたヴァルドは悲鳴を上げた後激昂し

「オオオオオオオオオオオオ―――――――――――ッ!!」

両手を構え、両手に膨大なエネルギーを溜め込み

「全て…………俺の贄となれ―――――――――――ッ!!」

空へ跳躍し、地上にいるワジ達に向けて両手に溜め込んだ膨大なエネルギーを解き放った!するとその時!

「イーリュン!今こそキーア達に真なる守りの加護を!……防護の神域!!」

キーアは膨大な魔力が込められた結界を戦場全体に展開してヴァルドが放った圧倒的な破壊力で敵を全て滅するSクラフト―――罵斗流怒愚魔を受け止めた!



「うおおおおおおおおおおお――――――――――ッ!ぶっ壊れろ――――――――――――ッ!!」

エネルギーを受け止められたヴァルドはさらに気合いを入れて威力を高め

「みんなは……絶対にキーアが守る!!」

対するキーアも戦場全体に展開した結界に魔力を送り続けて結界の強度を上げて防いでいた。

「す、凄い……!」

「こんなとてつもない強度を持つ結界を一人で展開した上維持し続けられるなんて…………」

「……キーアちゃん自身が”至宝”だからかもしれないわね……」

キーアが展開し続ける結界を見たアリサは驚き、エマは信じられない表情をし、エステルは複雑そうな表情で呟き

「リース!オレらもキーアちゃんを手伝うで!」

「わかってる!」

「「グラールスフィア!!」」

ケビンとリースはキーアが展開し続ける絶対防壁の結界を強める為に二人も絶対防壁の結界を展開する法術を発動した。

「ワジ!今の内にとっとと決めたれ!」

そしてリースやキーアと共に結界を展開し続けているケビンはワジに視線を向けて叫び

「フフ……ここまでお膳立てされたからには期待に応えないとね。」

視線を向けられたワジは口元に笑みを浮かべた後背中に金色の”聖痕”を顕させ

「我が深淵にて煌く蒼金(あおがね)の刻印よ……………大いなる(エイドス)(かいな)となりて我が右手に集え!」

さらに右手に膨大な神気や聖気を纏った悪魔のような巨大な手を纏わせ

「おおおおおおおおおおおおおおおっ!」

「なあっ!?ワジイイイイイイイイイイイイイ―――――――――
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