第166話
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一方マキアスは信じられない表情でロイド達に尋ね
「ああ……昨日俺達が病院に行ったら既にリハビリを始めていたよ。」
「両足は立つ事すら怪しいって言われていたのにもう立てるようになっていましたよ。」
「きっとお二人――――”闇の聖女”と”癒しの聖女”の御力がなければ、立つ事にもかなり時間が必要になったんだと思うわ。」
ロイドやノエル、エリィはそれぞれ口元に笑みを浮かべて答え
「へ〜……”ゼムリア二大聖女”の力って噂以上に凄いんだね〜。」
「……あの様子ですと舞台に復活する時も近いと思います。」
「さすがは”聖女”か…………評判通りまさに”奇蹟”を起こしているな。」
3人の話を聞いたミリアムは興味深そうな表情をし、ティオは静かな笑みを浮かべ、ユーシスは静かな表情で呟いた。
「ロイドさん達の話通り……イリアさんが舞台に復活する時も近いでしょう。その意味で、私が貴女に復讐する理由はありません。復讐されたいのであればイリアさんが復活した時にでも彼女に会いに来てください。多分、きついビンタ一発、もらえるでしょうから。」
そしてリーシャは真剣な表情で答えた後微笑み
「…………っ…………!」
リーシャの言葉を聞いたシャーリィは息を呑んで厳しい表情でリーシャを睨んだ。
「……はは……」
「確かにイリアさんならその程度で済ましそうですね。」
「ほう……………」
「自分を再起不能にした相手にビンタ一発だけで済ますなんて信じられない……」
「……どのような人物なのか会ってみたくなってきたな……」
ロイドは苦笑し、ティオは静かな表情で呟き、ティオの話を聞いたユーシスは感心し、フィーは信じられない表情をし、ラウラは静かな笑みを浮かべた。
「私がわざわざロイドさんたちに付いてきた理由……それは貴女と、私自身に証明するためです。今の私が――――貴女よりも強いと。」
リーシャは目を伏せて答えた後静かな笑みを浮かべ
「!?」
リーシャの言葉を聞いたシャーリィは目を見開いた!
「―――暗闇の果て、新たな光を見出した私に……血塗られた硝煙の道しか知らない貴女は及ばない。それを証明してみせます。」
そしてリーシャは剣をシャーリィに向けて答えた後膨大な闘気を纏った!
「なっ……!?」
「これが光を見出した”銀”の”真の力”か…………」
「……何でだろう?闘気は凄いのに…………殺気だけは感じられない。」
リーシャがさらけ出す闘気にマキアスは驚き、ラウラは静かな笑みを浮かべ、フィーは不思議そうな表情でリーシャを見つめた。
「……あはは……ホント、リーシャは最高だよ……単なる殺し合いなんかより……ずっとずっとワクワクする…………本
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