第166話
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し、ユーシスは目を細め、エオリアは厳しい表情でシャーリィを睨み、ミリアムは呆けた表情をし、フィーは静かな表情で答え
「フン……親父も叔父貴もイカれてるとしか言いようがねぇけどな。」
ランディは鼻を鳴らした後複雑そうな表情をした。
「でも、シャーリィは一度だってイヤだなんて思った事はないよ?確かに痛いし、辛いこともあるけど戦場ってキラキラしてるし、何よりもワクワクできるから。リーシャはそうじゃなかったの?」
「残念ながら……好きでも嫌いでもありませんでした。それは私にとって空気みたいに当たり前で……標的の命を奪うことすら、特別な感慨はありませんでした。その意味では、貴女よりも人らしくは無かったでしょう。」
「……リーシャ。」
「リーシャさん……」
シャーリィの疑問に答えたリーシャの答えを聞いたロイドは真剣な表情になり、エリィは複雑そうな表情をした。
「ふーん、可哀想だね。でも、良かったじゃない?アルカンシェルっていう他の楽しみが見つけられて。シャーリィもリーシャが”銀”であるかどうかなんて別にどうでもいいし。」
「…………っ………………」
笑顔で言ったシャーリィの言葉を聞いたリーシャは唇を噛みしめ
「……酷いです。」
「貴女達に何もしていないイリアさんにあんなに酷い目に合わせた……いえ、クロスベルやアルカンシェルを滅茶苦茶にした張本人である貴女がよくそんな事が言えますね……!?」
「……お前……マジでイカれてるぞ……自分が何をやったのかちゃんとわかってんのか?」
ティオは疲れた表情で呟き、ノエルは厳しい表情で叫び、ランディは呆れた後目を細めて尋ねた。
「アルカンシェルを襲った事?だって、ああでもしないとリーシャは本気でシャーリィと殺し合ってくれないでしょ?悪いとは思うけど仕方ないよね?」
「……くっ…………」
シャーリィの答えを聞いたランディは唇を噛みしめ
「……訂正。わたしが知っている以上に相当歪んでいる。わたしを世話してくれた猟兵達の中にはここまで頭の中身が歪んでいる人はいなかった。」
「クレアちゃんもさすがに今の言葉を聞いたら激怒するだろうな〜。」
フィーとミリアムは静かな口調で呟き
「し、仕方ないって……そんな理由であの”炎の舞姫”を傷つけ、アルカンシェルを滅茶苦茶にしたのか!?」
「……さすがに今の言葉は平民を守る”貴族”として聞き逃せんな。」
「………許せん。己の欲望の為だけに市民達を傷つけるとは…………」
マキアスは呆けた後怒りの表情で叫び、ユーシスとラウラもそれぞれ怒気を纏って目を細めてシャーリィを睨み
「……リーシャ……」
ロイドは心配そうな表情でリーシャを見つめていた。
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