第166話
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をし
「………”闘神の息子”みたいに猟兵を止めて今ここにいる……ただそれだけ。」
「だからその呼び方は止めろっつーの。」
静かな口調で答えたフィーの言葉を聞いたランディは疲れた表情で指摘した。
「へ〜………まさか”赤い星座”と”西風の旅団”の元猟兵が手を組むなんてね!さすがランディ兄だね!ありがとう!おかげでもっと楽しくなりそうだよ♪」
「ハッ、どうせテメェの事だからそんな反応をすると思ったよ。」
「ん。”赤い星座”の猟兵達――――特に”血染めの(ブラッディ)シャーリィ”は戦闘狂で有名だし。」
シャーリィは興味深そうな表情をした後不敵な笑みを浮かべ、シャーリィの言葉を聞いたランディは鼻を鳴らした後目を細め、ランディの言葉にフィーは頷いてシャーリィを見つめた。
「ブーブー。”西風の旅団”の猟兵達だってシャーリィ達と大して変わらないじゃない。さてと――――リーシャ。気合いは十分みたいだね?」
フィーの言葉に頬を膨らませて答えた後気を取り直してリーシャに視線を向け
「…………………」
視線を向けられたリーシャは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「アルカンシェルでの続き……最高に気持ちいい”殺し合い”を始めるとしようか?そのためにシャーリィはここで待ってたんだからさぁ?」
そしてシャーリィが好戦的な笑みを浮かべて呟いたその時
「――――お断りします。」
リーシャは目を伏せて静かな口調で否定の意を答えた。
「え………」
「あら……?」
「リーシャさん……?」
リーシャの答えを聞いたロイドは呆け、エオリアは目を丸くし、ノエルは不思議そうな表情でリーシャを見つめた。
「ちょ、ちょっと待ってよ!ここまで来てそんなのってアリなの!?」
一方シャーリィは不満げな様子でリーシャを見つめ
「確かに貴女と私は……どこか似ているのかもしれない。私は”銀”として……物心ついた時は”そう”育てられていました。貴女も多分、気付いた時には戦場という世界にいたのでしょう。」
見つめられたリーシャは複雑そうな表情で答えた後真剣な表情でシャーリィを見つめた。
「あ、うん、まぁね。実戦が9歳からっていうのはランディ兄と同じだったかな?」
「きゅ、9歳!?」
「そんな幼い頃から既に戦場に…………」
「……とんでもない家族だな。」
「……一体どんな教育をしているのよ。」
「うわ〜……まさに化物一家だね〜。」
「……でも、幼い頃から訓練していたら、大体そのくらいの歳で戦場に立つ事は多いと思うよ?わたしだって実戦を始めたのはそれぐらいの年齢だったし。」
シャーリィの答えを聞いたマキアスは驚き、ラウラは信じられない表情を
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