第163話
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の門に近づき、ロイドは結界に触れた。
「……駄目か。どうやら攻撃しても壊せるものじゃなさそうだ。」
結界に触れて何も起こらない様子を見たロイドは溜息を吐き
「せめて誰が中にいるかだけでもわかったら……」
エリィは考え込んだ。するとその時
ククク……カカカ…………俺は……俺のチカラは最強なんだ…………ああそうだ……あの野郎よりもなああっ……!
聞き覚えのある青年の声が聞こえてきた!
「……まったく。どうして僕みたいな半端者にこだわるんだか。」
声を聞いたワジは複雑そうな表情で呟き
「ワジ……」
「……ま、お前もオレみたいに過去に決着を付ける時が来たって事や。」
ロイドは複雑そうな表情になり、ケビンは真剣な表情で言った。
「どうやらそのようだね……どいてくれ、ロイド。どうやら”彼”は僕との決着をお望みらしい。」
「……わかった。」
そしてワジが結界に触れると結界は消え、転移装置が現れた。
「障壁が消えた……」
「一体どんな仕組みになっているのかしら……?」
結界が消える様子を見たエリィは呆け、アリサは考え込み
「……ローエングリン城の仕掛けと似たような類だろうな。」
「確かに言われて見れば、似ているな……」
ユーシスは目を伏せて呟き、ユーシスの言葉にラウラは頷き
「”影の国”の”試練”を思い出すな……」
「そう言えばあの時もアドルさんやあたし達が指名されて、アドルさん達が石碑に触れると先に進めるようになったわよね?何か関係があるのかしら?」
「……さすがにキーアと”影の国”は関係ないと思いますが……唯、両方とも”至宝”の力ですから関連性があるかもしれませんね。」
アドルの言葉に頷いた後推測したエステルの話を聞いたティオは考え込みながら呟き
「ま、何にせよこれで”領域”って場所に行けるってわけか……」
ランディは目を細めて呟いた。
「ああ……だが今度ばかりはお遊びじゃ済まないだろう。万全の態勢で臨むとしようか。」
「はい……!」
そしてロイド達は左の門に入る前に右の門に誰がいるか調べる為に右の門に近づいてロイドが門の結界に触れた。
「……左の門と同じか。」
「こちらには……一体、誰がいるのかしら?」
エリィが真剣な表情で呟いたその時
フフフ……アハハハハ…………まだかな……まだ来ないのかなぁ……?もう楽しみすぎて待ちきれないくらいだよ……!
聞き覚えのある少女の声が聞こえてきた!
「……………………」
声を聞いたリーシャは複雑そうな表情で黙り込み
「な、何なの、今の笑い声……?」
「狂気に満ち
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