第163話
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かった頃にお母様―――”ラインフォルトグループ”会長イリーナ・ラインフォルトと共にディーター総裁に会いに行った時、貴女とも顔を合わせたはずよ。」
「ああ、あの時の……ウフフ、まさか特務支援課の皆さんと共にこの場に来るなんて。一体どんな経緯があったのかしら?」
アリサの話を聞いたマリアベルは目を丸くした後妖しげな笑みを浮かべ
「フン、エレボニアを混乱と破滅に導いた元凶の一人がよくぬけぬけとそんな事をほざけるな?」
「そなた達の姦計によってエレボニアどころか世界中にどれほどの被害が出たと思っている?」
ユーシスは鼻を鳴らした後不愉快そうな表情で厳しい表情をしたラウラと共にマリアベルを睨んだ。
「貴女たちの意図はともかく……何が何でも、俺達を阻むつもりではなさそうですね?」
その時ロイドは真剣な表情で尋ねた。
ええ、この”神域”はキーアさんの内面そのもの……あなた方に来て欲しいし、来て欲しくないという心の表れがそのまま反映されています。それが徘徊する守護者という形で現れているという訳ですわ。
「そんな仕組みが……」
「精神的な内面だけでこれだけの空間を構築したのか……」
マリアベルの説明を聞いたリーシャは驚き、ワジは疲れた表情で呟き
「まるで”影の国”みたいだな……」
「確かにあそこは”想念”が関係していましたから、似ていますな……やれやれ。こりゃ”輝く環”の時より厄介になりそうやな……」
アドルが呟いた言葉を聞いたケビンは真剣な表情で頷いた後溜息を吐いた。
「―――どけ。くだらん事に時間を取る必要はない。俺が力づくで破壊する。」
その時剣を構えたセリカがロイド達に向けて呟き
「は、はい。」
セリカの言葉を聞いたロイドは仲間達と共にその場をどいた。
「――――紅燐舞華斬!!」
ロイド達がその場からどくと膨大な闘気と神力を魔剣ラクスハイシェラに纏わせたセリカが結界に叩きつけた!すると結界は粉々に破壊された!
「す、すごっ!?」
「セリカ殿には一体どれほどの力が秘められているのだ……?」
破壊された結界を見たアリサは驚き、ラウラは真剣な表情でセリカを見つめ
「ま、何にせよこれで進めるな―――」
ランディは口元に笑みを浮かべて呟いた。するとその時結界が再び現れて先へ進む通路を塞いだ!
「なっ!?」
「……結界が復活しましたね……」
再び現れた結界を見たロイドは驚き、ティオは真剣な表情で呟き
「……この様子だと何度結界を破壊しようと同じ結果になるかもしれんな。」
セリカは静かな表情で呟いた。
ウフフ、最後の宴を力づくで全て破壊するなんてマナー違反です
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