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76突入セントラルカセドラルド
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ユウキ達が上級剣士になってから数ヵ月がたった頃キリトとユージオがクルペとラギアの腕を剣で切り落とすという事件が起きた。ユウキも駆けつけたが間に合わず二人は禁止目録違反となり整合騎士のアリスに連行された。二人が連行されてから数時間後ユウキは……
「侵入成功!!」
セントラルカセドラルドに侵入していた。セントラルカセドラルドに侵入した理由はもちろんキリトの監視と言う任務の続行とユウキの信念に従ってだ。セントラルカセドラルドの周りはバラで囲まれた庭園になっておりユウキはそこを見張りから隠れながら進んでいく。気づかれずにセントラルカセドラルドの入口にたどり着いたユウキは扉を開けて中に入る。その瞬間上から矢が飛んでくる。矢の飛んできた方を見ると赤い鎧をきた剣士がいた。
「貴様……罪人ではないようだか……何者だ」
「僕はユウキ!!北セントリア帝立修剣学院上級剣士ユウキだ!!」
「学院の上級剣士がここにいかようか?」
「ある人物に命じられここにいる罪人キリトとユージオの監視に来た」
ユウキが名乗りここに来た目的をその剣士に話す。
「ある人物?何者だ」
「……リュウヤって人だよ」
最初は敬語て話していたが辺りの空気が段々と切迫するにつれ普段の話し方になってくるユウキ。一方の剣士は……
「リュウヤと言う人物に心当たりはあるがあの方が我ら整合騎士を差し置いて貴様にそんな命令を出すはずがない」
そう言うとその整合騎士は弓矢を構える。
「やっぱりそう来るよね!!」
近くの柱に隠れて矢をかわすユウキ。入口は五階まで吹き抜けになっており整合騎士がいるのは五階。そこにたどり着くにはフロアを回るように設置された階段を上るしかない。そう考えユウキは階段に向かって走り出す。整合騎士も弓矢を構えユウキを狙う。ユウキが階段にたどり着くと整合騎士は位置を変えユウキが階段を上り終わった所を狙う。階段から階段に向けて走る間ユウキは柱に隠れたり剣で弾いたりして弓矢をしのぐ。ユウキがが五階に続く階段にたどり着くと整合騎士も階段の上にいた。整合騎士は十本程の矢を弓に構えている。どうやら乱射でユウキに確実に当てるつもりのようだ。整合騎士が弦を引いた瞬間弦が切れる。
(無茶するからそうなるんだよ!)
ユウキは肩の高さで剣を構え限界まで引き絞る。片手直剣用単発技、《ヴォーパル・ストライク》。片手剣の下位スキルではあるが長槍をも越える射程距離のある技である。その技でユウキは一気に整合騎士との距離を詰める。整合騎士との距離が三メートルを切ったその時だった。
「エンハンス・アーマメント」
整合騎士が呪文を唱えると弓が炎に包まれる。整合騎士は炎の弓を構えるとそこに炎の矢が現れる。炎の矢が放たれユウキの肩を掠める。大きなダメージにならなかったものの炎の熱さに体勢が崩れ技は中断させられる。五
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