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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第五十二話 お客様をお迎えする準備にかかります。
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して主だった人々を列挙すると、幕僚総監であるクラ―ゼン元帥、宇宙艦隊司令長官であるミュッケンベルガー元帥と彼の麾下の幕僚たち、外務尚書であるラーゼン・フォン・ノイケルン伯爵。帝国宰相リヒテンラーデ侯爵の代理として、典礼尚書カウニッツ・フォン・ベルトナルド子爵。
統帥本部戦略作戦会議高等参事官兼主席幕僚としてラインハルト・フォン・ミューゼル大将、軍務省対外特務戦略部高等参事官兼次席幕僚としてイルーナ・フォン・ヴァンクラフト大将、高等参事官主席幕僚補佐としてフィオーナ・フォン・エリーセル中将、同ティアナ・フォン・ローメルド中将、護衛役として装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将と彼の率いる装甲擲弾兵が搭乗することとなった。

 さらにジークフリード・キルヒアイス大佐、オスカー・フォン・ロイエンタール少将、ヴォルグガング・ミッターマイヤー少将、ナイトハルト・ミュラー少将がラインハルトの護衛役として搭乗することになった。ワーレン、ルッツ、メックリンガー、ビッテンフェルト、アイゼナッハらはラインハルトが留守の間の艦隊を任されることとなる。
 ブリュンヒルトの艦長には、あのベルトラム大佐が赴任することとなり、ザイデル曹長やデューリング少佐ら、昔のメンバーがそのまま乗組員としてラインハルトの旗艦を預かることとなった。
 昔のメンバーに再会したラインハルトとキルヒアイスと、ザイデル曹長たちの反応はおしてしかるべきである。

 彼らはブラウンシュヴァイク公の旗艦ベルリン、リッテンハイム侯の旗艦オストマルク、ミュッケンベルガー元帥の旗艦ウィルヘルミナ等に分散して搭乗するが、ラインハルトとイルーナはブリュンヒルトとヴァルキュリアにそれぞれ搭乗する。これに随行する艦艇は総数500隻。コルネリアス1世のそれを凌駕する大使節団となった。


こうして、ラインハルト・フォン・ミューゼル大将は、主席幕僚として、ブラウンシュヴァイク公、リッテンハイム侯爵の補佐役となり、自由惑星同盟都市惑星イオン・ファゼガスに出立することとなる――。
 

* * * * *
 出立当日までの多忙な時の合間を縫ってラインハルト麾下の諸提督たちは高級士官御用達の酒場である海鷲(ゼーアドラー)にて過ごすことにしようとなった。ラインハルトとキルヒアイスは多忙で出席でなかったが、ラインハルトは麾下の提督たちへ「卿らの日頃勤務精励をすこしでも慰労したい。遠慮なく使ってくれ。」と、少なからぬ金を渡していた。日頃質素倹約をしているラインハルトだったが、部下たちへのねぎらいは忘れていなかったのである。もっともさすがに麾下の数十万の下士官兵卒一人一人に渡すほど富裕でなかったが、これは補給監に言い含めて交代での一時休暇と、ささやかであったが飲酒を許可させていた。そういうわけで提督たちは普段滅多に飲めないよ
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