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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十五話 派遣任務 1
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あまり良くないんですよ。コンパクトサイズで飛んでいる方がラクチンなんです」
スバルの疑問、ニパッと笑ってリインが答えた。
「燃費ねぇ、普段サイズのリイン曹長がケーキに飛び込んで食べている姿が目に浮かんだよ」
何気なく呟くアスカだったが、リインはそれを聞き逃さなかった。
「私はそんな食いしん坊じゃないですよ!」
プンプンと怒ってアスカににじりよるリイン。
((((確かに想像できちゃった))))
フォワード全員がそう思ったのは内緒だ。
例によって、プンプン怒るも、その外見から全然伝わってこないリインに詰め寄られるアスカ。
「あー、すんません、曹長」
謝りながら、なんとアスカはリインの頭に手を置いた。そして、いつもエリオやキャロにするようにナデナデする。
((((ちょっ!!!!))))
これにはフォワードも驚いた。が…
「もう!ちゃんと反省したくださいね」
「はい」ナデナデ
((((…え?))))
頭を撫でられている事には一切触れずに注意するリイン。
((((リインさんて、天然?))))
複雑な人間関係がそこで渦巻いていた。
そうこうしているうちに、ヘリは本局へとたどり着いた。
「さて、と。フォワード部隊は先行した現地入りしててや。なのは隊長、フェイト隊長。私は副隊長つれて後から行くから、リインをよろしくな」
はやて、ヴィータ、シグナム、シャマルが別行動となり、なのはを筆頭にフォワード部隊は転送ポートへと向かった。
「じゃあ、行くですよ!」
全員がポートに入ったのを確認し、リインが転送を開始する。
ほんの一瞬、めまいに似た感覚を覚えたが、すぐに元通りになる。
「はい、到着です!」
リインの言葉が、アスカ達の感覚を呼び戻す。
到着した場所は、山の中、大きな湖のあるロッジのすぐ側であった。
「ふう、なんか転送って慣れないなあ」
大きく息を吐き、コキコキと首を鳴らすアスカ。
他のメンバーは、キョロキョロと辺りを見回している。
「ここが、なのはさん達の故郷」
感慨深気にスバルが呟く。
「うん、そうだよ。ミッドとほとんど変わらないでしょ?」
フォワードメンバーの殆どは、今回が初めて異世界に来た事になる。
(どんな凄い所を想像していたのかな?)
物珍しそうに辺りを見るスバル達を見てなのはが微笑む。
「空は青いし、太陽も一つだし」
ティアナも初めての異世界に感動しているようだ。
「山と水と、自然の匂いもソックリです」
大きく深呼吸するキャロ。フリードも嬉しそうに翼をはためかせる。
「湖、きれいです」
エリオも、眩しそうに目を細める
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