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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十五話 派遣任務 1
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ての会話を聞いていたスバルが、ティアナに念話を送る。

『ねえ、ティア。なんだか今日のアスカ、変だよね?いつもならみんなをリラックスさせようとしてくるのに』

『そうね、なんだかピリピリしている感じがするけど…本人が言ってくるまで様子を見ようか。アスカなら、何かあったら言ってくるでしょ』

アスカが何に対してナーバスになっているのかは分からないが、深刻な事態になる前には何らかのアクションがあるだろうと、ティアナは判断した。

「ところで、曹長はどうするんですか?まさかそのまま活動はできないでしょう?」

取り繕うように、アスカはプカプカと宙に浮いているリインに聞く。

「?」

キョトンとした顔をしてリインが首を傾げた。

ソッチの人たちにはタマランくらいの破壊力のある仕草だ。

が、アスカには通用しない。

「……アクリルケースにでも入れて持ち運ぶんですか?」

ややあきれ顔のアスカ。

「私はフィギュアじゃないですよ!あ、でもフォワードのみんなには見せてなかったですね」

リインはそう言って静かに目を閉じた。

「システムスイッチ、アウトフレームフルサイズ!」

リインの身体が輝く。徐々にその光が大きくなり、最後にパァッと霧散する。

「一応、これくらいのサイズにもなれるですよ」

光の中から出てきたのは、子供サイズまで大きくなったリインだった。

「「「おぉ!!」」」

ライトニングメンバーが驚きの声を出す。まさか大きくなれるとは思っていなかったのだ。

「でか!」

ティアナらしくもなく、彼女も目の前のリインに驚く。

「いや、それでもちっちゃいけど」

普段とは逆にスバルが突っ込む。リインが大きくなっても、ありのままを受け入れているスバル。ある意味、大物なのだろう。

「普通の女の子サイズですね」

自分と同じくらいの身長のリインを見て、キャロが嬉しそうにしている。

六課の中で一番背の低いキャロは、同じ背格好の女の子がいると嬉しいようだ。

「向こうの世界には、リインサイズの人間も、フワフワ飛んでる人間もいねぇからな」

「あのぉ、一応ミッドにもいないと思います」「はい」「クゥ〜」

ヴィータの言葉に、遠慮がちにティアナ、スバル、フリードが突っ込みを入れた。

「だいたい、エリオやキャロと同じくらいですかね?」

二人に近寄ったリインは、身長を比べっこしている。

「ですね」

エリオががリインと並んでみる。

「リインさん、カワイイです」

「えへへ」

キャロに褒められ、リインは照れ笑いを浮かべた。

「リイン曹長。そのサイズでいた方が便利じゃないですか?」

「こっちの姿は、燃費と魔力効率が
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