機動戦艦ナデシコ
1436話
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MSのムラサメを実用化しているし。
勿論オーブの後ろ盾としてムラサメが何機か譲渡されてはいるんだが……精霊の卵もウィンダムとザクウォーリアで十分なんだよな。
シャドウミラーで改修されている為に、普通にテスラ・ドライブで空を飛べるようになっているし。
そんな訳でオーブはシャドウミラーの傀儡って訳でもないので、プラントとしてはオーブとの関係も重視せざるを得ず、今日のようにラクスに仕事が回ってきた訳だ。
「ま、その辺は仕方がないだろ。それより、あまりここにいてもなんだしな。そろそろ地球に向かうか?」
「……その、アクセル代表。ここって火星なんですよね?」
周囲を見回しながら呟くルナマリアの言葉には、信じられないといった様子が込められている。
「ああ、見ての通り火星だ」
「……私達の世界でも火星は開発されてますけど、こんなに誰もが普通に暮らせるような場所じゃないですよ」
「うん、プラントから火星に移住した人もいるらしいけど……」
ルナマリアの言葉に、メイリンも同意だと言いたげに周囲を見回していた。
それはミーアも同じであり、周囲を物珍しげに見回している。
……へぇ、SEED世界でも火星は開発されてるのか。
シャドウミラーと火星は、この世界しかり、ネギま世界しかり、マブラヴ世界しかりと、色々と縁が深い。
そうなると一度SEED世界の火星に行ってみるのも面白いかもしれない。
「ま、火星は今回の件が終わった後で、ゆっくりと見て回る事も出来るだろ。それよりそろそろ地球に向かいたいが、大丈夫か?」
その言葉で我に返ったのか、それとも火星より地球に行きたかったのか……3人は慌てて俺の方へと向き直り、頷きを返してくる。
「分かった。じゃあ、ちょっと俺の方に近づいてくれ。一応ここでニーズヘッグを出してもいいんだが、ここだと目立ちすぎるからな」
ここがシャドウミラーの基地であり、周辺には火星の生き残りが住み着き、仕事をしている。
働かざる者、食うべからず……ということで、シャドウミラーから与えられる簡単な仕事……ゴミ拾いだとか、掃除だとかの雑用をこなす事により、食事や金を得ている訳だ。
勿論ここに残っている面子だけでは足りないし、立ち入り禁止区域とかもあるので、量産型Wも掃除とかをしてるんだが。
近いうちにバッタをこっちの人手に回そうという意見もあるんだが、それは微妙なところなんだよな。
この基地にいる火星の生き残りは、当然ながらバッタに対して憎悪や恐怖といった感情を抱いている。
その辺を考えれば、当然ながらバッタと共に生活をしろってのは難しい訳だ。
もし下手にバッタを運用しようものなら、間違いなくシャドウミラーに対して反感を抱く。
いや、反感を抱くだけなら別に何とも
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