機動戦艦ナデシコ
1436話
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ブニールは高さが準特機級で30mもあるので、どんなに頑張っても4機……整備の事を全く考えなければ6機だが、補給と整備が非常にしにくくなるので4機と決まった。
まぁ、ヤンマの場合はファブニール運用艦の他に強化型ナデシコ的な使い方も可能なのを考えると、ヤンマの純粋な戦力は極めて高い。
そもそもパイロットがコーネリアだったとはいえ、ファブニールは単機で容易に基地1つを落とすだけの戦力を持っている。
それが4機搭載され、その上で強化型ナデシコといった能力を持つヤンマなのだから、このナデシコ世界を基準にして考えれば極めて強力な戦力だ。
総合的に見れば、色々と面倒な出来事は多いが、かなりいい結果になった……と言えるだろう。
「アクセルさん! お待たせしました!」
その声が聞こえ、我に返る。
現在俺がいるのは、ナデシコ世界の火星。
そして俺に声を掛けてきたのは、赤い髪の美人。その隣には俺に声を掛けてきた人物と似た顔付きの女がおり、その2人と一緒にいるのは黒髪とソバカスが特徴的な人物。
顔立ちだけで言えば、最後の1人は他の2人に及ばないと言ってもいい。
だが、雰囲気が違う。
その雰囲気で決して他の2人に負けない魅力を周囲に醸し出していた。
ルナマリア、メイリン、ミーア。
以前俺がシェリルと共にプラントに行った時に出会った3人だ。
この3人が何故プラントからナデシコ世界にやって来てるのかと言えば……
「他の世界に行けるなんて、凄い嬉しいです。ミーアさんの護衛ですけど、精一杯頑張りますね!」
ルナマリアが口にしたのが、その理由だった。
もう1週間程後にナデシコ世界で行われるライブの下見というのが理由だった。
「アクセルさん、よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
メイリンとミーアが俺に頭を下げてくる。
「ラクス様の件は残念でしたけど……」
ルナマリアの言葉通り、本来なら今日の下見にラクスも来る予定だった。
だが、急にプラントとオーブの間で交渉すべき件が出来てしまった為、結局来る事は出来なかったのだ。
プラントとオーブでは、当然オーブの方が力関係は強い。
まぁ、オーブは現在実質的にSEED世界を統治しているに等しいんだから、当然だろう。
だからこそ、プラントとしても自分達の利益や権益を守る為にオーブと細かく交渉をする事にしてるんだろうが……
今回のライブの件はあくまでもシャドウミラーとしての行動であり、プラントとしてはオーブとの交渉の方が優先順位が高いと判断したのだろう。
シャドウミラーがオーブの後ろ盾になっているのは明らかだが、この数年間でオーブはかなり力を付けてきているのも事実だ。
ウィンダムやザクウォーリアに対抗するように、可変
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