機動戦艦ナデシコ
1436話
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モンにホワイトスターでナデシコ世界の材料を使って作れないのかと聞いたが、こちらは不可能だった。
結局ナデシコ世界で、ナデシコ世界の材料を使って生産プラントを使うのが一番確実で手っ取り早いらしい。
そして無人機が出来上がっても、そのまま使う訳にはいかない。
いや、チューリップは素材として使うのでそのままでも構わないし、バッタもAIの方を多少――メギロートに合わせる的な意味で――調整するだけでいいので手間は掛からない。
これは別にパーツを変えたりとかはしないで、プログラム的、ソフトウェア的なことなので問題ないのだが……問題になるのは、ヤンマとカトンボだ。
ヤンマは量産型Wの乗るシャドウとファブニールの運用艦、カトンボはメギロートやイルメヤの運用艦として使われる事になっているのだが、その大きさが問題だった。
ヤンマとカトンボは基本的にバッタやジョロといった無人機を運用する為の構造になっており、当然のようにバッタやジョロはメギロートやシャドウ、ましてや準特機のファブニールとは比べものにならない程に小さい。
つまり、生産プラントで生み出されてもその辺はバッタ仕様なままな訳で……
生産プラントその物に手を加える事が出来ればいいんだが、それはそれで色々と難しいらしい。
技術班も解析は進めているのだが、生産プラントは数が限られている以上迂闊な真似をして壊す訳にもいかない。
それに、今はとにかくバッタ以外の3艦の数を揃える必要があり、稼働可能な生産プラントはとにかく動かす必要がある。
必然的に生産プラントを調べるにしても、艦の生産とかに影響しない程度になる。
この辺は一旦数が揃うまでは進展がないだろうな。
で、結局は生産プラントで完成したカトンボとヤンマをバッタ仕様からメギロート仕様、シャドウ仕様、ファブニール仕様にする必要がある訳で……
唯一の救いは、出来上がってくる戦艦がどれも一定以上の品質だって事だろう。
大抵こういう工場生産品は多少ではあっても不良品が混ざっているんだけど、生産プラントで生み出されたカトンボとヤンマは今のところそんな不良品は存在しない。
いや、対極的な目で見ればいずれそういう不良品も生み出されるのかもしれないが。
そんな具合に完成度が高いので、量産型Wがそれぞれ品質チェックをした上で、仕様を変更する感じになっている。
メギロートとかと違って、何だかんだと完全自動という訳にはいかないんだよな。
現在のところはカトンボはメギロートを40機運用可能で、ヤンマではファブニールを4機運用可能になっている。
……4機と40機と10倍近くも違うのは、純粋に機体の大きさが関係している。
メギロートは平べったいので、格納庫に重ねる感じで何段にも待機させる事が出来るんだよな。
けどファ
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