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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜女神の一族”ブライト家”の力〜後篇
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〜碧の大樹ー神域ー〜



「邪悪なる者達よ、滅せよ!!」

フェミリンスはクラフト――――ハイロウスピンで多くの敵達を塵も残さず吹き飛ばし

「ハアッ!!」

さらに自分を包囲して一斉にかかって来た敵達にはクラフト――――闘聖の薙ぎ払いで滅し

「悪を退ける聖なる光よ、行けっ!!」

そして魔術――――嵐光弾による光の魔力弾を怒涛に放って怯ませ

「ハァァァァァァァ―――――――――ッ!!」

襲い掛かって来る敵達には神槍による一撃で次々と滅し

「ルン=アウエラ!!」

膨大な魔力を溜め込んだ片手を振るった。すると超越した大爆発が敵陣の中心で起こり、爆発は多くの敵達を呑みこんだ!

「ほえ〜………みんな、一瞬で消えて行くね〜。」

「す、凄い………!魔獣がゴミのように吹き飛んで行ってます……!」

「まあ、フェミリンスさんにとっては造作もない事かと。」

フェミリンスの攻撃を見ていたキーアは呆け、ノエルは驚き、ティオは静かな表情で呟き

「……というかティオすけ、あんなとんでもない強さの女神と戦ってよく生き残ったよな……?」

「もし俺達が戦ったら、一瞬で消滅させられただろうな……」

「ええ……”影の国”という所で一体どれほどの激戦を潜り抜けたのかしら……?」

ランディは表情を引き攣らせ、ロイドエリィは疲れた表情で呟いた。

「最初の頃から本気で死ぬ思いを何度もしましたよ。わたしがエステルさん達に合流した頃は探索が中盤になっていたのですから、迷宮内に徘徊している魔物や悪魔もとんでもない強さでしたし。『ポムっと』で言えば、初心者がいきなり難易度マックスの最終ステージをプレイするようなものですし。」

「いや、意味わかんない上、比較対象が余りにも違うだろう?」

疲れた表情で呟いたティオの話を聞いたロイドは呆れた表情で指摘し

「……まあ”影の国”で激戦を潜り抜けたお蔭で、度胸がつきましたよ。”ルバーチェ”の営業部長さんの脅しなんて、わたしが”影の国”で戦った強敵達が出す威圧と比べたらあまりにも弱すぎて、正直鼻で笑う所でしたよ。あれならラテンニールの方がよっぽど威圧感がありましたね。」

「ティ、ティオちゃん……」

「まあ、悪魔の巣窟を潜り抜けた挙句あんなとんでもない”女神”と戦って生き残ったら、”キリングベア”の脅しなんて、正直鼻で笑うレベルだわな……」

「第一、魔神と人間を比べる事自体が間違っているわよ♪」

ティオの言葉を聞いたエリィは冷や汗をかき、ランディは苦笑し、カーリアンはからかいの表情で言った。

「そう言えばティオちゃんが最初に色々苦労していたらしかったもんな〜。」

「……当たり前。出会った頃のティオさんは私達やエステ
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