暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜女神の一族”ブライト家”の力〜中篇(後半)
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ころか、存分に活用していましたけどね。)

(……実際”競売会”や病院の件でリーシャさんに助けられたから、私達は文句が言えないのよね……)

(ううっ…………ルファ姉、リーシャの件以外でも絶対に動いていただろうから、一体どれだけの事に関わっていたのか、それを考えたら滅茶苦茶不安なんだよな……)

(ひょっとしたら、クロスベルの裏社会の真のボスだったんじゃねえか?)

ダドリーの言葉を聞いたティオはジト目になり、エリィとロイドは疲れた表情で溜息を吐き、ランディは疲れた表情で呟き

(た、確かに”通商会議”の件を考えれば…………)

(十分にありえそうだよねえ?)

(フフ………昔からあの娘、真っ黒な所があったからね……)

ランディの小声を聞いたノエルは表情を引き攣らせ、ワジは口元に笑みを浮かべ、セシルは微笑んでいた。

(……ひょっとしたらセティ姉さんもいずれああなるんじゃないの?怒る時は怒りの顔を見せずに、背中に”修羅”の幻影を背負って微笑みを浮かべている所とかそっくりだし。やっぱセラ母さんの娘だよね〜。)

(シッ!聞こえますよ!?セラ母様とセティ姉様の耳は地獄耳なのを忘れたのですか!?)

シャマーラの小声を聞いたエリナは真剣な表情でシャマーラを見つめて警告したが

「……二人とも。全部、聞こえていますからね?」

「「ヒッ!?ご、ごめんなさい……!」」

威圧を纏ったセティに微笑まれて悲鳴を上げ

「…………二人とも。今回の件が終わったら色々と話し合いましょうね?ちなみにユイドラに帰郷した時は、先程の話をお母さんにもしておきますからね?」

「「……………………」」

微笑みながら自分達を見つめて言ったセティの言葉を聞いてそれぞれ表情を青褪めさせて身体を震わせていた。

(くかかかかかっ!言われたい放題だな!?)

(……失礼な言われようね。)

(……間違ってはいない解釈だな……)

(……策略を練る事を悪いとは言わんが、ルファディエルの場合はやりすぎだからな……)

(あっはははははははっ!よくもまあ、あんだけ裏で動きまくった挙句あくどい真似ばかりして墜ちないもんだよ!)

一方ギレゼルは陽気に笑った後ルファディエルに念話を送り、ルファディエルは眉を顰め、メヒーシャは溜息を吐き、ラグタスは呆れ、エルンストは腹を抱えて笑っていた。



「ハハハハハハハッ!弱い!弱すぎるだの!貴様ら如きのような雑魚が我らにとって決戦の舞台になるであろうこの地にいる事は相応しくないだのっ!!」

ハイシェラは高笑いをしながら剣技や膨大な魔力を次々と解き放って魔獣達を蹂躙し

「下級悪魔は引っ込むだの!!」

側面から襲ってきた悪魔には膨大な闘気や魔力を込め
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