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ヨハンだがこんな状況を覆す
再びの戦争狂
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ダスパルナは?」

 「もう少しで交戦宙域に到着予想です」

 「あの、早いガンダムさんなら安心ですぅ♪」


―――――――――――――――――――――――――


 ダブルオーは両手でビームを速射し、迎撃する。
だが、それをアルケーは難なく躱し、一発をGNバスターソードで払う。

 「消えろ、クルジスのガキがぁっ!」

またも吹っ飛ばされるダブルオー。だが背後からセラヴィーによる、GNキャノンの攻撃で追撃はない。

 「貴様が、ロックオンの敵か!」

 肩のGNキャノンで攻撃するが、GNバスターソードで破壊される。
爆発で黒煙が発生。セラヴィーはそんな事を構いもせず、アームを伸ばしアルケーを掴む。

 「代償を支払ってもらう!」

 「ハ!ヤロウ生きてんのかよぉ。
 だが、甘ぇな!負傷してるくせに戦場に出てくるたぁ」

 「貴様ぁ!」


 セラヴィーの右膝から隠し腕を出し、ビームサーベルを掴み、突く。
それをサーシェスは持前の勘で回避し、自身もお返しとばかりに両足からビームサーベルを出し攻撃。

 する前に警報が鳴りアルケーは回避。さっきまで居た場所をビームが通過する。

 「しぶといな、アリー・アル・サーシェス。…だが!」

ガルダスパルナは胸部の拡散ビーム砲を撃つ。

 「く、くそがああぁああ!」

避けきれず複数の箇所に被弾。

 「ファングゥ!」

 「行け!ファンネル!」


 ファングより早い速度のファンネルにファングは全滅。
アルケーガンダムは撤退していた。


 「協力、感謝する。ヨハン」

 「さっさと母艦に戻るぞ。アロウズにバレてる訳だからな」

 「あぁ、帰還命令が出ている」




 サーシェスは帰還する機体の中。思いを馳せていた。

 「クルジスの小僧め、しぶてぇヤロウだぁ…
 フ、フフフフ、けどなぁ!こぉおでなくっちゃあ!
 それに、あの機体も強えぇしよぉおお!!」


 「まさか、あんな武装もあるなんてね」

 「彼は、僕らの知るトリニティの人間ではないね。一体あれは…」

 「まぁいいんじゃない?脅威があればアロウズは世論から支持を受けれるわけだし」

 「そうだね、ヒリング」


 高速道路を走る車内。王 留美は

 「まさか、会場に来ないなんてね…大丈夫かしら」

彼女は自身の愚かさを知られている事に気づいていなかった。

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