人が持つ可能性
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そうか…ヨハンすまないが」
「あぁ既に物資は届けた。三人もこっちの船に乗っとけ、それと沙慈も連れていく」
カタロン基地の倉庫。そこでシーリンとマリナは話していた。
「都市部の主要施設は、そのほとんどが破壊されていたわ。
警察も、軍も機能していなかった。それでも、私はあの国に、ラサーに託された国を」
「よく戻って来たわね」
「刹那が強引に、それにヨハンさんが事前に言ってたらしいわ」
「彼らに感謝しなきゃね」
「なによ!私は死んでもよかった。アザディスタンのためなら、私は…」
「失礼、一言伝えにきたぜ兄貴からな」
「「貴方は…」」
「ミハエル・ゾルダーク、ヨハン兄貴の弟だぜ。で、伝言は『今のマリナ姫がアザディスタンで出来る事は何もない
恐らく死んでも等と言うだろうが、はっきり言おう無意味だと』だってさ」
「お見通しの様ね彼には…」
「んじゃなー、あと姫さん国の運営に失敗した結末を知って今後どうするか考えろだってさ」
「そ、そんな……」
「フリーダムフレイムが、ここを離れる資材や食料を手配してくれたぜ、それとソレスタルビーイングも防衛で援護してくれるそうだ」
「そうか、助かると彼らに伝えてくれ」
「あと、フリーダムフレイムが捕虜にしたパイロットには口出し無用だそうだ」
「その、パイロットから何か情報を得られれば」
「そいつについては、教えてもらった。どうやらオートマトンの事は知らされていなかったそうだ」
「そうか…だとすると指揮官クラスでないと詳細は知らないのか」
―――――――――――――――――――――――――――――
「それで沙慈君、君はどうする」
「ぼ、ぼくは死んでしまった彼らの分も、世界を良くする事で償おうと思います。
まだ、自分に何ができるのか…わからないけど。ボクが今言えるのはこれだけです」
良い顔になったな、沙慈クロスロード。
「わかった、なら君にやってもらうのはこれだ」
「これは…」
「そう、対オートマトンプログラム。ウイルスを作ってもらう、そして今のこのフォルムを変えて、社会福祉に適する物にしてみせろ」
「わ、わかりました」
ビアン、今の沙慈君の顔は決意に満ち溢れているな
(平和に溺れていたものが、震えながらも二つの足で立っているな)
俺は、CBで行われている作戦会議に参加していなかったが、ミハエルとネーナから口伝で伝えられた。
刹那を除くクルーに事前に伝えた事がある。
それは 【途中で、所属不明機が刹那と交戦するのでて出し無用】という事だ。
無論
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