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ヨハンだがこんな状況を覆す
次代に託す、知るべき事実
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 「いや、実在するんだよ。証拠もある」

 「証拠だと?!」


 「俺自身が、その証拠だ。そもそも君たちが持つ機体、ガンダムを我々が開発出来ている時点でそうだしな」

 「君自身?…それではわからない。証拠を見せてほしい」

 ティエリアの意見は最もだ。
俺は眼帯を外し。4人に見せる。我々の機体やAM、基地を見れば一目瞭然だが…この場では見れないからな。


 俺の眼帯で隠されている目は、特殊な瞳の形と色をしている。
それを見た4人は、もはや言葉もでないようだ。

 「俺とビアンは、元々はこの世界で生まれた人間ではない。
 厳密に言えば、俺はこの世に生まれる前の代償として目を失った。
 ビアンは超有名な別世界の科学者だ。だからこそ、俺達はこれだけの戦力を作れた。
 そして、俺はこの世界の事を映画の様に記憶があってな…。だから、ロックオン・クリス・リヒティ…彼らを助けられた」

 「……わかった。一応君の話は筋が通っている。」
 「だが、何故君は未来がわかるのに動かない!」


 「君たちが以前行った武力介入。それは言わば、問題提起だ。
 世界にある問題点、それを直視せず。そして変わろうとしない人間へのな。
 そして、現在。世界は間違った方向に進んでいる。だが、俺が全てやっても意味はない。
 市民は自覚しなければならない。自らも世界の一部であり、無関係ではいられない事を…」

 「…成程な。人間は自分で、その過ちを認識しなければならないって事か」


 「それで、実際お前さんらはどうするつもりだ?」

 「恐らくあと2,3年で戦いが始まる。イアンさん、機体の開発を急いだ方がいいでしょう」

俺の言葉にイアンさんは、後頭部をガシガシと?き溜息を吐きながら

 「そうしたいのは山々なんだが…。うちの持ってる資源を考えると厳しくてな」

 「極秘裏に融通はできます。勿論、タダではないですけど」

 「……検討させてもらおう」


組織としての対面は終わった。




 俺はティエリアに会談が終わった後。話をしたいと声をかけた。

 「それで、ボクに話とは」

俺はティエリアの脳内に直接話をする。

 《君がヴェーダに生み出された様に、今ヴェーダを掌握しているのも君の同類だ》

 「な!頭に声が…!」

 《俺達兄弟も、君の親戚ではある。そして君たちは本来、人間を導いてほしいという願いで作られたイノベイドという存在》

 《恐らく、いつか君も接触するだろう。そして歪められたイオリア計画を》

 「イオリアの計画とは」

 《何れ現れる、外宇宙の生命体との対話。それを目的にしているのさ》


俺は彼にそう伝え。その場を去る…
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