夢物語を現実に
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ルタリアには食の生産設備がある。今はそこからの調達と、外部で嗜好品を購入するぐらいだ。
今は資源変換装置の機械を作成しとる。いずれはそこからじゃ)」
「素朴な疑問なんだけどよ、なんでこんなに作ってんだ?」
「「そうそう」」
確かに新入りからすれば、ここまでやる必要性を感じない。しかしFFは夢見ている事がある。
「(夢のような話だと思うだろうが。別の世界に行ったときのためよ)」
「「「ハ?」」」
「(我々は子供のようなものよ。違う世界に行き
そこでは何が発展しているか。
どんな世界か。 どんな者が住んでいるのか。
そういった未知を体験したい。そういう思いでこのような事をしとる。)」
「さすがに無理だろ。そりゃよ」
ニールの言葉に周りも頷くが、ビアンは笑みを浮かべ否定する。
「(いや、行くための手段は知っていて、理論は持って居る。ただ不安定な代物故、時期を見ておる。
せめて、幾ばくかこの世界が落ち着くまでな)」
ビアンの言葉に驚愕している一行。
その後もビアンは実は別世界の存在でヨハンも中身は違う事や
ニール達以外の者はみな、既に承知でしかも楽しみにしている事まで教えられた。
途中でビアンに、ほかの世界では変身合体ロボがいたと聞かされた男二人。
ニールとリヒティは目を輝かせていた。
―――――――――――――――――――
スメラギやビリー・グラハムが加入し、
組織の真の目的を聞かされた暫くあと、意識が睡眠に入ったヨハンと入れ替わりでビアンが皆に発表をしていた。
「(実は、我々が開発を進めていた物が完成した。)」
「「「おぉ!!」」」
説明を変わってイオリア。
「(私が生前開発したイノベイドを元に、不老のきっかけをつかむ物が完成した)」
モニターに出された錠剤のような物
「(これは依然できた、GNリアクターから採取できた粒子を混ぜ込んだものだ。
勿論、今の君たちが不老を掴んだとしてベースの肉体年齢は変わらん。
実験でエイフマンが成功したが、外見は変わっていない事でわかるだろう)」
「まさか教授自ら実験台になるとは…」
「ワシも年なのでな、果てるわけにはいかんのじゃ」
「(しかし、イオリアも言った通りこれは不老。死がないわけではない。
不老になった先、その生体データを登録して初めて次のこの機械が使える)」
次に映し出されたのは生成チャンバーと殆ど変わらぬ機械。
「(これは、生体データを元に肉体を作り意識を移す機械だ。
無論、今だ人間に使ったことはない。危険性があるかもしれん。だからこそ言おう、安心はできん!死ぬかも知れない
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