第161話
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神”だからといって、やって良い事と悪い事があるでしょう!?」
エイドスの答えを聞いたセリーヌは怒りの表情でエイドスを睨んで怒鳴り
「……伝統を大切にする事は悪い事ではないですが、時には破る必要がありますよ?伝統ばかりに目が囚われていては真に護るべき大切な事が見えません。」
「何ですって!?」
静かな表情で語ったエイドスの答えを聞いたセリーヌは怒りの表情でエイドスを睨み
「伝統ばかりに目が囚われていては真に護るべき大切な事が見えない……か。それは我々エレボニア貴族にも言える事だな………」
「父上…………はい……そうですね……」
「……………………」
重々しい様子を纏って呟いたヴィクターの言葉を聞いたラウラは複雑そうな表情をした後頷き、ユーシスは目を伏せて黙り込んでいた。
「セリーヌ!私は気にしていないし、どんな形であれ姉さんを止める事ができたから、もういいでしょう!?第一貴女、女神様に対して何て物言いをしているのよ!?私達の一族は女神様の恩情で今までこうして生きて来られたのよ!?それは貴女も知っているでしょう!?」
「………………」
そしてエマの一喝を聞いたセリーヌは黙り込んだ後怒りの表情でエイドスを睨んでいた。
「え、えっと……?話を聞いていて感じたけど、もしかして色々と手順があったのか……?」
エマたちのやり取りを見ていたリィンは戸惑いの表情で尋ね
「え、ええ……その……申し訳ありません……本来なら何も関係ないリィンさんを私達の都合に巻き込もうとして……」
尋ねられたエマは頷いた後申し訳なさそうな表情をした。
「ハハ、別に気にしていないよ。エマにも色々と事情があったんだろう?気に病む必要はないよ。それにもしそうなったとしても、俺だったらきっと力になっただろうし。もし俺がクラスメイトだったら、クラスメイトとしてもエマに協力する事は当然の事だし、クラスメイトじゃなくても困っている女の子をほおっておけないしな。」
エマの言葉を聞いたリィンは苦笑した後答え
「そ、その……気を使って頂いてありがとうございます……」
リィンの言葉を聞いたエマは頬を赤らめて答え
(リィン……)
(そう言えばリィンさんもそうでしたね、)
(チッ!コイツの危険性を教えるのも忘れていたぜ!)
エマの様子を見たエリィとティオはジト目でリィンを見つめ、ランディは悔しそうな表情でリィンを睨み
(アハハ……リィンさんも将来ロイドさんと同じになるかもね。)
(確かにその素質は大いにありますね……)
(こういう人達ってどうして自然にあんな言葉が出てくるんでしょうね……?)
シャマーラとエリナ、セティは苦笑し
「に・い・さ・ま?早速
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