第161話
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作戦を立てていた事をセリーヌが盗み聞きした事や、魔女の一族に伝わるとある”方法”によってリィンがトールズ士官学院に来る事がわかっていたはずなのに、そうならなかったことを説明した。
「何だとっ!?あの”蒼の歌姫”が”結社”の”使徒”だと!?」
「信じられない……エレボニアでは有名なあの歌姫が”結社”の”使徒”だなんて…………とてもそんな人には見えなかったのに…………」
「……ですが、”鋼の聖女”のような高潔な精神を持つ方でも”使徒”であったのですからどんな方でも”結社”に関係する事は充分にありえます。」
「……確かにそうだね。」
「こ、これは驚いたわね……あれ?ってことはアルカンシェルの”炎の舞姫”イリア・プラティエと同等の人気がある”蒼の歌姫”が今日メンフィル軍に抹殺されるって事!?」
エマとセリーヌの話を聞いたダドリーは驚きの表情で声を上げ、エリィは信じられない表情をし、真剣な表情で呟いたリーシャの言葉にワジは頷き、グレイスは呆然とした様子で呟き
「……はい…………」
「……色んな意味で私達の使命はメンフィルによって滅茶苦茶にされたわよ……」
グレイスの言葉にエマは悲しそうな表情で頷き、セリーヌは不愉快そうな表情で呟いた。
「なるほどね……確かに”Z組”に入るメンツの一人としてリィン・シュバルツァーが入っていたわ。」
「ええっ!?お、俺が!?」
その時静かな表情で呟いたサラの言葉を聞いたリィンは驚き
「私も入学した当初、リィンさんがいない事に驚いて、本当に戸惑っていたんです。今でも”私達”の”予言”が当たらなかった事が不思議なくらいです……」
「………(そう言えばリィンは本当ならトールズ士官学院に入学していた運命だったね……)……………」
戸惑いの表情で答えたエマの言葉を聞いたキーアは真剣な表情で黙り込んでいた。
「その……リィンさん。一体どうやって”試練”も超えずに”騎神”と”契約”したのですか?」
エマは真剣な表情でリィンを見つめて尋ね
「エイドスさんが封印を解いて、”ヴァリマール”を呼び寄せたからだけど……」
「ええっ!?」
「何ですって!?」
リィンの答えを聞いて驚き、セリーヌは厳しい表情でエイドスを睨んだ。
「――――ええ、私が解きました。封印も私の神力と魔力をもってすれば力づくで解けますし、解き方も貴女達の先祖より教わっていましたから。」
「何てことをしてくれたのよ!?”起動者”の”導き”には私達が必要不可欠な上、”試練”も必要なのに……その過程を飛ばして力づくで封印を解いて”騎神”を与えてしまうなんてっ!私達にとっては代々受け継がれてきた伝統なのよ!?いくら貴女が”空の女
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