第158話
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なり、ミリアムは疲れた表情で呟き
「………つまりは因果応報だったという事か……………」
「マキアスさん………」
複雑そうな表情で呟いたマキアスをエマは心配そうな表情で見つめていた。
「――――ユーシス・アルバレア。先程貴様らが叩きのめしたというアルバレア公爵の次男だ。」
「へっ!?」
「ええっ!?し、”四大名門”の……!?」
ユーシスがエステル達に視線を向けて名乗り出るとエステルとエリィは驚き
(なあ、ロイド。さっきから気になっていたが”四大名門”ってのはそんなに凄いのか?)
ランディは真剣な表情でロイドに小声で尋ねた。
(ああ……エレボニアでは皇族に次ぐ権力を持っている貴族なんだ。)
(何!?オイオイオイ……!つーことはエステルちゃん達はそんなとんでもない権力持ちと戦ったのかよ!?)
(ハルトマン元議長とも比べものにならないですね……)
真剣な表情で答えたロイドの答えを聞いたランディは驚き、ティオは疲れた表情で呟いた。
「へえ?さっきから疑問に思っていたけどまるで狙っているかのような人選だねえ?”革命派”、”貴族派”の関係者に加えて”ラインフォルトグループ”の関係者までいるし。」
「……否定はせん。オリヴァルト殿下はそのつもりで集めたと言っていたしな。」
口元に笑みを浮かべたワジの言葉を聞いたユーシスは目を伏せて答えた。
「え……」
「オリビエが?」
「一体どうしてそんな事をしたの??」
ユーシスの答えを聞いたヨシュアは呆け、エステルは首を傾げ、ミントは尋ねた。そしてアリサ達は特科クラス”Z組”の説明をした。
「まさかあのオリヴァルト皇子がそんな事を考えていたなんて…………」
「あのスチャラカ演奏家がね〜?全ッ然信じられないわ!」
「エステル……オリビエさんは今では”一応”まともに活動しているみたいだから、ちょっとは信じてあげようよ……」
説明を聞いたエリィは驚き、エステルはジト目になり、エステルの言葉を聞いたヨシュアは苦笑しながら諌めた。
「ハハ……ところで……アルゼイド子爵とサラさん……でしたか。お二人はどうなされるのですか?」
その様子を苦笑しながら見ていたロイドはある事に気付いてヴィクターとサラを見つめて尋ね
「無論、私も探索に加わろう。いつでも君達の力になる。」
「当然あたしも探索に加わるわ。こんな危険な場所の探索を生徒達だけに任せておけないし。」
「あ、ありがとうございます……!」
「これでアリオスさんに対抗できる人がまた増えたわね……!」
ヴィクターとサラの答えを聞いたロイドとエオリアは明るい表情をした…………
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