第158話
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不思議そうな表情で尋ねた。
「…………エレボニアとカルバードが滅ぶ事で高原の領有権問題も自然消滅するとの事だ。」
「あ…………」
「―――なるほど。領有権を巡って争っていた相手が互いにいなくなりますものね。」
ガイウスの話を聞いたエリィは複雑そうな表情でアリサ達を見つめ、ティオは静かな表情で答えた。
「――――マキアス・レーグニッツ。Z組の副委員長をしている。」
「”レーグニッツ”だと……?」
「――――もしかして……帝都ヘイムダルの知事、カール・レーグニッツ知事の関係者の方かしら?」
マキアスが名乗るとダドリーは眉を顰め、エリィは目を丸くして尋ねた。
「ええ、カール・レーグニッツは僕の父になります。」
「まあ、オジサン―――”鉄血宰相”の盟友であるあのヒトも”六銃士”や”叡智”、そしてメンフィルが通商会議でオジサンを嵌めた事によって一気に追い詰められる立場になったけどね〜。」
エリィの疑問にマキアスは頷き、ミリアムは静かな表情で呟き
「あー…………そう言えばレーグニッツ知事はオズボーン宰相の盟友として知られていたわね〜。オズボーン宰相を庇った事で今まで慕われていた市民達からも相当嫌われたみたいよ?」
「え、えっとそれは……」
「何て言ったらいいのか………」
「お気の毒さまとしか言いようがないですね。」
グレイスの言葉を聞いたロイドは表情を引き攣らせ、エリィは申し訳なさそうな表情をし、ティオは目を伏せて呟いた。
「………その。これを機会に聞きたいんだけど、どうして”六銃士”達はメンフィルと協力してオズボーン宰相をあそこまで徹底的に嵌めたんだ?」
そしてマキアスは複雑そうな表情でロイド達を見つめて尋ね、ロイド達はルファディエル達がオズボーン宰相を嵌めた理由を説明した。
「まさかクロスベルを手に入れる為にそこまでしたなんて…………」
「自分を狙うテロリストをも利用するなんて信じられない…………」
「フン、だがあの”鉄血宰相”ならやりかねんな。」
説明を聞いたアリサは厳しい表情をし、フィーは真剣な表情になり、ユーシスは鼻を鳴らした後呟き
「……話を聞く限り、オズボーン宰相自身にも非があるな…………」
「確かにそうだな。実際その通りになれば、クロスベルの立場は弱くなるしな……」
「クロスベルを手に入れる為に猟兵団にテロリストを処刑させて、それを弱みにクロスベルを手に入れようとするなんて……さすがにそれは酷過ぎだよ……」
「まあ、オジサンもそれを逆手に取られて自分をが嵌められる事になるとは思わなかっただろうね〜。」
ガイウスは静かな表情で呟き、ガイウスの言葉にラウラは頷き、エリオットは不安そうな表情に
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