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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第158話
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『この成り上がり化物共が!』って捨て台詞を吐いて逃げていったけど?いや〜、あの時はスッキリしたわ!周りの人達も『よくやってくれた』とか『ありがとう』って言って褒めてくれたりお礼を言ってくれたし!」

「それとミントが”竜化”したら、みんな背中を向けて逃げて行ったよ♪」

「…………………………」

「め、滅茶苦茶だ…………」

「幾ら何でも好き勝手に暴れすぎよ……」

「エステルちゃん達、エレボニアでは大暴れしていたようだな……」

「さすがはエステルさん達ですね……」

「メンフィルを出されてはさすがの”四大名門”も下がるしかありませんものね……」

「あ、相変わらずとんでもないな、エステルちゃん…………」

「でも、そう言う所がみんなに好かれているのだから……そこがエステルの良い所よ。」

「フフ、民達をおろそかにする彼らにとってはちょうどいい裁きになっただろうな……」

エステルとミントの答えを聞いたユーシスは絶句し、ロイドとエオリアは疲れた表情で呟き、ランディとティオ、リースは苦笑し、ケビンは表情を引き攣らせ、サティアは微笑み、ヴィクターは口元に笑みを浮かべ

(フッ、さすがはお前の子孫だけはあるな。)

(もう……一体それはどういう意味ですか、ツァイト?)

ツァイトの念話を聞いたエイドスは呆れた表情をし

「アハハ……ちなみにミントも普通の貴族さん達みたいに威張るつもりはないから、ルーハンス卿って呼ぶのは止めて欲しいし、ママみたいに気楽な態度で接してね!」

ミントは苦笑した後微笑んだ。

「なんていうか…………想像していたイメージとは全然違いますね……」

「まるで太陽のような人達だな…………」

その様子を見ていたエマは苦笑し、ガイウスは口元に笑みを浮かべ

「フフ、だから言ったでしょう?貴族としての身分は何とも思っていないって。」

サラは口元に笑みを浮かべて答えた。

「――――ガイウス・ウォーゼル。知り合いの紹介でトールズ士官学院に留学している者だ。ノルド高原から帝国に来て口が浅いからよろしくしてくれると助かる。」

「”ノルド高原”…………!」

「……クロスベルのようにエレボニアとカルバードに挟まれ、領有権問題のある地域か。」

「へー……じゃあもしかして貴方は”ノルド高原”に住んでいる独特の民族――――”ノルドの民”かしら?」

ガイウスが名乗り出るとエリィは驚き、ダドリーは静かな表情で呟き、グレイスは興味深そうな表情でガイウスを見つめて尋ねた。

「ああ。ちなみに”ノルド高原”の問題は今回の戦争で解決するらしい。」

「へ?」

「それってどういう事なんですか?」

ガイウスの答えを聞いたロイドは呆け、ノエルは
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