第157話
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視線を向け
「へ?い、一体何なんだよ……?」
視線を向けられた人物―――リィンは戸惑いの表情を見せた。
(あー…………なるほどねえ……あの娘が将来リィン君の……)
(リィン君もロイド君みたいに面食いね……)
(リア充野郎が!エリゼちゃんのように将来が楽しみなお嬢さんじゃねえか!)
(フフ……まさか未来の妻の一人になるとは予想もしないでしょうね♪)
その様子を見たグレイスは苦笑し、エオリアは呆れた表情をし、目を細めたランディは悔しそうな表情をし、カーリアンはからかいの表情になり
「あ、あの……兄様とそのアリサさんという方と何かあるのですか?私が知る限り何の接点もないはずですが……」
「何だか私の名前を知っているようだけど……何かあるのかしら?」
エリゼとアリサは戸惑いの表情で尋ねた。
「え、えーと……」
「まあ、”今は”ありませんね。」
エリゼとアリサの疑問にロイドは冷や汗をかいて苦笑し、ティオはジト目でリィンを見つめながら答え
「エリゼ。」
「キーアさん?どうしたのですか?」
キーアはエリゼに近づき、近づいてきたキーアを見たエリゼは不思議そうな表情をした。
(あのね。アリサはリィンの未来のお嫁さんの一人だよ。最初は政略結婚の為のお見合いだったみたいだけど、確かアリサの方からリィンの事を好きになって、リィンもアリサの事を好きになって結婚したみたいだよ♪それと今思い出したけどあのメガネのお姉さん―――エマっていう人とはアリサ達が結婚して数年後に、リィンとの子供ができた事がきっかけでリィンの奥さんになった一人だよ♪)
キーアは無邪気な笑顔で小声で耳打ちをし
「(!!!??)…………なるほど。やはり私の恐れていた事が未来では現実となったのですね。」
キーアの耳打ちを聞いたエリゼは驚いた後膨大な威圧を纏って微笑みながらリィンとアリサ、エマを見つめ
「エ、エリゼ!?一体何なんだよ!?」
「あ、あの〜……何で私まで睨むのかしら?(気のせいかしら……?シャロンが本気で怒った時と同じ感じのような気がするわ……)」
「え……えっと……私に何かあるのですか……?」
見つめられたリィンは焦った様子で答え、アリサは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、エマは戸惑い
(…………リィンさんに奥さんがまだいた事もそうですがよりにもよって、その内の一人は”できちゃった結婚”ですか。”わたし達”の内の何人かもそうなりそうだから他人事とは思えないですね。今の所一番怪しいのはリーシャさんかルファディエルさんですけど。)
キーアの小声が聞こえてきたティオはジト目でリィンとロイド、リーシャを順番に見回していた。
「唯の気のせいでは?キ
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