暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第60話「波乱の幕開け」
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.こんな事するなんて...。」

 しかし、魅了されているなのはとフェイトは、それが当然の如く事実だと思い、ただ神夜に妄信的になりながらついていくだけだった。

「お姉ちゃん....見ててね...。」

「よし、クロノ達の所に行くぞ。多分、既に志導の対策について話してるだろうし。

「うん!」

 眠っているアリシアの手をフェイトは一度祈るように握ってから、神夜についていった。
 なのはもそれについていき、ずっとそれらを見ていた奏もついて行こうとして...。

「..........。」

 ...ふと、違和感に足を止める。

「(...あんな事をする?....本当に?)」

 唐突に...ふと、唐突にそんな疑問が浮かび上がってきたのだ。

「(神夜はこういう事で間違った事は言わない....。...でも、どうして....。)」

 魅了の効果で、奏も妄信的になっている。
 しかし、それでも優輝が本当に“悪”だというのが、信じられなかった。

「(......何か...忘れている.....?)」

 とても大事な事を、忘れるべきではない事を、忘れてしまっている。
 奏は、それを思い出そうにも、どうにも思い出せなかった。

「奏?どうしたんだ?行くぞ。」

「あ....うん....。」

 立ち止まっていたからか、神夜に話しかけられ、ようやくそこで現実に戻る。

「(....大丈夫...神夜は正しいんだから、大丈夫...。)」

 そう考え、さっきまでの違和感を忘れ、奏は神夜についていった。











   ―――....トクン....。













 .....彼女の心臓が、その考えを否定するように、小さく鳴った....。




















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