第3章:再会、繋がる絆
第60話「波乱の幕開け」
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ドの魔力。
そこから考えるだけでも、膨大な魔力だとその場の全員が思った。
「その魔力を使って、緋雪の魂を呼び寄せ、肉体を創造魔法で創り出せば....ほら、蘇生ができるだろう?例え膨大な魔力が必要としても、ジュエルシードなら賄える。」
そんなの机上での空論でしかない...と、ユーノは言えなかった。
なにせ、偽物の言った事はやり方がわからないとはいえ確かに魔法で実現可能なのだ。
「...だからこんな事をして、それで生き返らされたあの子は喜ぶと思うの?」
「...さぁ、どうだろうな?」
かつてアリシアを生き返らせようと躍起になり、生き返ったアリシアに怒られたプレシアだからこそ問うた言葉に、偽物は答える。
「人の気持ちは、本人にしかわからない。...もしかしたら喜ぶかもしれない。」
「....そう...。」
返ってきた言葉にプレシアは目を伏せ、少ししてから顔を上げる。
「...何が貴方を狂わせたのか、私には理解できないけど....私と同じ過ちを起こさせる訳にはいかないわ!!リニス!フェイト!アルフ!」
「「「っ...!」」」
プレシアの言葉にリニスとフェイトとアルフが行動を起こす
刹那、頭上から雷が落ちてくる。
「っ...!ちっ、“アイギス”!」
「今、だぁあああ!!」
強力な魔法を前に防御魔法を使う偽物。
それを好機と見て、アルフがシールドブレイクを仕掛ける。
「はぁああっ!!」
「っ、くそ...!」
さらに下からフェイトがサイズフォームのバルディッシュを振るう。
上下からの挟撃に、偽物は防御魔法に割く集中力を減らす事となった。
その結果、防御魔法は破られたが...。
「っ、なっ...!?」
「くっ...!」
そこは導王流による受け流しで防がれる。
椿や葵のような戦闘技術があれば、話は変わっていたが...。
「今よ!」
「っ!」
だが、そこへさらに雷撃が入る。
先程よりも弱い雷撃を偽物は咄嗟に受け流す。
「ユーノさん!」
「っ!分かりました!」
しかし、受け流した腕にピンポイントでリニスのバインドが決まる。
さらに、その上にユーノの頑丈なバインドで偽物でも易々と解けなくする。
「喰らいなさい...!」
―――“Thunder Rage”
流れるような連携の最後に、集束された雷の砲撃が放たれる。
プレシアの大魔導師としての砲撃魔法が、偽物に直撃...したかのように見えた。
「......防がれたわね...。」
「なっ!?あれを...!?」
苦虫を噛み潰したかのようなプレシアの言葉に、神夜が驚
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