第3章:再会、繋がる絆
第60話「波乱の幕開け」
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攻撃を受け流し、カウンターで強力な蹴りを叩き込んだようだ。
「なぜ、アリシアを...!どうして椿と葵を殺した!!」
「どうして....ねぇ?」
あの二人ならアリシアを置いて逃げない。だからいないという事は殺された。
そう思って、ユーノは思いの限り叫んだ。
「当然、僕の邪魔をしたからさ!霊力の供給を断てばあの二人にも余裕で勝てる。」
「邪魔だって...?...一体、何が目的だ!!」
優輝のあまりの変わりように、魅了されていないユーノ達は戸惑いながらも問う。
「目的?.......ははっ、いいだろう。せっかくだ。教えてやるよ。」
そう言って偽物は核でもあるジュエルシードを取り出す。
「まずはジュエルシードを集める事だ。願いを歪めて叶えるよう変質してしまった、天巫女の持つジュエルシード...感情に左右されるのは目的にちょうどいいからな!」
「ジュエルシード...!?そんな、虚数空間に消えたはずじゃあ...!?」
「ははは!憐れだな!それが正しいと、誰が決めた?その記憶が正しいと、本当にそう思うのか?」
「何を....。」
先ほどから驚愕の連続に、ユーノもプレシアもリニスも理解が追いつかない。
...ちなみに神夜達は神夜が攻撃に移った時点で既に敵視している。
「ああ!本当に憐れだ!偽りの記憶に気づけないなんて!」
「偽り...?」
「...おっと、まだ目的を話していなかったな。」
話を逸らす(この場合元に戻しただけだが)ようにジュエルシードを懐に仕舞う(と見せかけて体の中に戻している)偽物。
そして、高らかに目的を語り始めた。
「僕の目的は緋雪を蘇らせる事!ジュエルシードがあればそれが可能となる!」
「「「「「なっ.....!?」」」」」
その言葉に、ただ敵視していた神夜達もさすがに驚いた。
...なにせ、それはかつてプレシアが行おうとしていた事だからだ。
「そんな馬鹿な!ジュエルシードにそんな力はない!」
「...本当にそう思うか?」
「......っ、まさか...!」
神夜の主張にそう返し、その言葉にユーノが気づく。
「ジュエルシードの本当の力...それを使えば理論上は可能となる。」
「本当の力...やっぱり...!」
本当の力...つまり天巫女が使った際の事を示している。
しかしそれは...と、ユーノは言い返す。
「それは、天巫女の一族にしかできないはず...!」
「ああ。祈りの力は天巫女にしか扱えない。...だが、僕が必要としているのは祈りの力を増幅するその魔力だ。」
かつて次元震をも起こしたジュエルシー
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