暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第60話「波乱の幕開け」
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       =out side=





「っ....開きました!」

「行くぞ!」

 リニスの言葉に、神夜が声をあげ、一気に結界内へ雪崩れ込む。

 ...気づいたのは、ついさっきだった。
 ふと、プレシアがアリシアの帰りが遅いと心配していた時、結界の反応を捉えた。
 その反応を頼りに、プレシア達は同じく気づいていた神夜や奏、なのはと共に学校に来てみれば、ベルカ式の結界が張られていたのだ。
 今は八神家は管理局に無償奉仕として行っているので、プレシア達は優輝が張ったものだと推測。なぜか入れなかったので、リニスが解析して侵入する事にして、今に至る。

 ちなみに、今はクロノ達はいない。代わりに休暇を取って地球に滞在しているユーノはいるが。(なお、リニスと共に結界の解析に貢献していた。)

「「アリシア!」」

 アリシアが心配なプレシアとフェイトが我先にと結界へ入る。

「アリシアっ!?」

「....来たか。」

 ...そこには、倒れ伏す傷ついたアリシアと、崩壊し荒れた結界内の校庭。
 そして、所々にある血痕と、脇腹に傷を負った優輝...いや、偽物がいた。

「これは...!?」

「っ、アリシア!」

 アリシアを視界に入れた瞬間、フェイトはアリシアの下へ駆け出す。
 しかし、その行く手を飛んできた剣が遮った。

「優輝!?何を!?」

 もちろん、そんな事を知らないユーノは攻撃してきた訳がわからず問う。
 ...ふと、そこでプレシアが気づく。

「....辺りにある血痕は...どういうことかしら?」

 アリシアのものではない、とプレシアは断定づける。
 アリシアは掠り傷こそあるものの、大きな傷は負っていないからだ。

「ああ、これか?...大体察しはつくだろう?」

「っ....てめぇええええええ!!」

 この場におらず、本来ならいつも一緒にいる存在...。
 つまり、椿と葵の事を遠回しに示した事を察し、神夜は駆け出す。

「...っと、危ない危ない。」

「よくも椿と葵をぉおおお!!」

 神夜の攻撃を、偽物はあっさりと受け流す。
 それに構わず、神夜はアロンダイトを振るう。

「っ、今の内にアリシアを...!」

「そうね...っ、避けなさい!」

「....!くっ...!」

 まずはアリシアの保護が優先だと、ユーノは動こうとする。
 しかし、それをまたもや飛んできた剣が阻み、プレシアの声と共に防御魔法で防ぐ。

「がぁっ!?」

「神夜君!?」

 その直後、神夜が地面に叩きつけられる。
 プレシアが偽物を見れば、蹴り抜いた体勢の偽物がいた。
 神夜の
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