第2章:異分子の排除
第33話「秋十ペアVSユーリペア」
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の動きで一気に間合いを詰め、ブレードを振るう。
それにより、なのはに攻撃をさせないように防御させる。
「ちょっとショックだぜ...!今まで努力してきた剣の技術じゃなくて、ISの操作性でしか上回れないなんて...!」
「えっと...なんかごめんね?お父さんもお兄ちゃんも厳しいから...。」
「おまけに良い師もいたのか....ならしょうがない、なっ!」
ISの技術はなのはよりも断然秋十の方が上だ。専用機持ちだから当たり前だが。
それによって、なのはの剣を封じながら立ち回る。
「(鷹月さんは....まだ、無事か....!)」
動き回りながらも、秋十は静寐の方を見る。
そこでは、必死になりながらも、何とか凌いでいる静寐の姿があった。
「“パイロシューター”!」
「っ、また...!」
放たれる炎弾を、大きく旋回しながら躱す。
躱しきれないのはライフルでなんとか撃ち落として凌ぐ。
「はぁっ!」
「っ....!ぐっ...!」
ギィイイン!
しかし、凌ぎきった瞬間をバルフィニカスで斬りかかられ、静寐は吹き飛ばされる。
なんとか展開が間に合ったブレードで防いでいるが、SEは削られている。
「(ダメ...!私じゃあ、防御してても敵わない...!)」
攻撃どころか、防御もままならない状況に、静寐は焦る。
「....秋十さんと特訓してただけあって、なかなか倒せませんね...。」
「(...ライフル代わりの杖と、近接用の大鎌にも変形する斧....秋十君が言うには、どちらもSEを消費する武装らしいけど....!)」
放たれる炎弾は僅か3発ほどで、バルフィニカスもスライサーフォームには変形していない....つまり、SEをあまり使わずにユーリは戦っているため、防御していてもほぼ確実に勝てない状況なのだ。
「そう易々と倒されちゃ、篠咲君に申し訳ないから...ねっ!」
「そうっ、ですか...!」
振りかぶられたバルフィニカスを、ブレードで防ぐ。
「それよりも、いいの?篠咲君の相手を貴女がしなくて?」
「...しばらくは持ちますよ。...もしかしたら、倒してしまうかもしれませんね。」
「え.....?」
自信に満ちたユーリの言葉に、チラリと静寐は秋十の方へ視線を向ける。
...そこには、互角に近い戦いを繰り広げている二人がいた。
「嘘...!?」
「どこにでもいるものですよ。...隠れた実力者と言う者は!」
そう、いつもはのほほんとしている本音のように。
専用機を持っていなく、何かしらの肩書きがある訳でもない生徒でも実力
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ