幸せを運ぶ迦楼羅
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「で、これは何だね」
エイフマンさんがどうやら俺の機体を発見したようだ。
「これは俺の機体。 ガンダムタイプ、機体名 ガルダスパルナ。行ってみれば、美しい翼をした神鳥といった所です」
「なるほどな、顔は少し違うがリゲルグに近いな、モノアイからデュアルアイへ、そしてツノが二本になっとるな」
「えぇ、見た目は大事です。ちょっと怖いぐらいがいいんですよ」
「で、私が聞きたいのはそこではなく装甲だ。他の機体はEカーボンを使っているがこれは違うな」
やはり気づくかさすが教授
「これは疑似サイコミュを組み込んでいます。ただ危険な力ではあるので私しかつけてないだけです」
「具体的には?」 「これは人間の強い感応波を機体が感知しそれを利用して機体や武器を動かす物です」
「ただ、感覚が鋭敏になりすぎる可能性を持っているという事です」
「具体的にはこの映像を…」
そう言ってエイフマン教授に模擬戦闘の様子を見せた。
「こ・・・これは!!信じられん速さで動いておる。尚且つ状況判断能力等が高すぎる!!」
「えぇ、本来の人間はその速度に思考は追いつけません。それとG制御技術がなければ、殺人的な負荷がかかるはずです」
「これは余りにも危険だな。お主は何故これを作った。私見だがミハエル達の機体でも十分動けるであろう?」
「エイフマン教授、貴方がたどり着いたイオリアの本当の狙い。それに備えているのです」
「…なるほど、決意は固いと見た。ならば何も言うまい」
そう言ってエイフマン教授は去っていくが、俺は目の前のくすんだ白の本体、そして赤い羽根を持つ自身の機体を見つめていた。
何故だか、目の前のガンダムには意志がある。そう思わずにはいられなかった。
「所で、酒はどこにあるのかね?」
アララ…、しまらないね
「ふ、ご一緒しますよ。何を飲みますか?」
「おお、ビアン殿が進める日本酒でも飲みたいね」
VRで模擬戦をする三人を横目に倉庫から去っていった。
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プトレマイオス
「ドクターモレノ、傷の再生までの時間は?」
「三週間は必要だ。一度カプセルに入ったら出られんからな」
「おいおい勝手に決めなさんな」
ロックオンがこの状態では…やはり彼らを頼るしか。
ヴェーダ
「この場所に…悪意を持って現れたという事は、残念ながら私が求めていた世界にはならなかったようだ。
人間は今だ愚かで、戦いを好み世界を破滅に導こうとしている。
だが、私はまだ人類を信じ、力を…託してみようと
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