機動戦艦ナデシコ
1434話
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なく国でも中々しないような取引だ。
ちなみに接続キットってのは、その名の通りダイオラマ魔法球同士を接続させる為の物で、一旦外に出たりしなくてもダイオラマ魔法球同士で移動が可能となる。
普通に買う分にはそれなりの値段がするのだが、当然その値段にしてもダイオラマ魔法球の値段とは比べものにならない。……安いという意味で。
このジャネットという女にとっても、今回の件は色々な意味で偶然転がり込んできた商売の種という事なのだろう。
「そうですか、助かります」
「ふふっ、いいのよ。こーんな上客、逃したりしたら勿体ないもの。それも美人2人を……しかもマドカとミサなんて一流の拳闘士を侍らせて。いやん、もう。私濡れちゃう」
どこがだよ、と突っ込んではいけないのだろう。
ただ、綾瀬はジャネットの言葉の意味をしっかりと理解しているらしく、頬を赤くしているが。
つくづくこういう下ネタに弱いな。
そんな風に考えていると、不意に両脇から痛みを感じる。
何があった? とそちらに視線を向けると、そこでは円と美砂の2人が俺の脇腹を抓っている。
「ちょっと、もしかしてまた手を出す気じゃないでしょうね?」
ジト目を向けながら告げてくる円に、俺は慌てて首を横に振る。
そんなつもりは全くなかったからだ。
「ふーん、本当かしら」
「信用ないな」
「これ以外の事ならともかく、女関係でアクセル君に信用があると思うの? 本当に? 何を思ってそんな風に考えたのか、是非聞かせて欲しいわね」
そう言葉を発する円に、心当たりがある……あり過ぎる俺としては、そっと顔をそらすしかない。
結局この後は他にも何個かマジックアイテムをサービスとしておまけして貰い、魔法球5個というちょっとした金持ち程度では手が出さない料金を支払い、店を出るのだった。
……ちなみに、おまけしてもらったマジックアイテムの中にイクシールすらあり、それを見ていたフェイトが若干呆れの表情を浮かべていたが……あれって別に俺に対しての呆れじゃないよな?
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