第155話
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ているわ。既に協会側からも遊撃士に戻らないかという話も来ている事だし。」
「そっか…………サラさんがまた遊撃士に戻る事を待っているね!」
そしてサラの答えを聞いたエステルは笑顔を見せた後画面端末から姿を消した。
「今の人が”ブレイサーロード”ですか……」
「何だか全然貴族には見えない人でしたよね……?」
「しかも何気にあの”剣聖”をぞんざいに扱っていたり、”英雄王”を呼び捨てにしていたし……」
エステルが画面端末から姿を消すとマキアスとエリオットは戸惑いの表情を見せ、フィーは静かに呟き
「まあ、あの子達はよっぽどのことがない限りは”貴族”としての態度を見せないと思うわよ?本人達も”貴族”としての態度は堅苦しいし、自分達には似合わないってボヤいていたし。後”英雄王”達とは友達同士とか言ってたわよ?」
「ええっ!?あ、あの”英雄王”達と……!?」
「皇族と友人同士か……凄いな……」
「フン、例え元平民とはいえ今は”貴族”…………その程度の意識もできないとは”貴族”として失格だな。」
「それは仕方ないと思うが。彼女達は元々平民として暮らしていたとの話だしな。貴族としてのマナーや心構えも学ばずに、”貴族”として振舞えという方が無茶だろう。しかし……”英雄王”達と友人同士というのは正直、信じられないな……」
「家族揃って最高ランクの遊撃士揃いって、ホント、”ブライト家”って恐ろしい一族だね〜。」
「フフ……既にカシウス卿を超えているな……」
サラの説明を聞いたエリオットとガイウスは驚き、ユーシスは鼻を鳴らして呟き、ラウラは静かな表情で呟いた後考え込み、ミリアムは静かな口調で呟き、ヴィクターは静かな笑みを浮かべた。
「そう言えば教官……先程の会話で学院の教官を辞めるみたいな事を言ってましたが……」
「本当に遊撃士に戻るのだろうか?」
その時ある事を思い出したアリサとガイウスはサラを見つめ
「ええ………やっぱりあたしは遊撃士をやっている方が似合っているからね。機会があれば戻るつもりだったわ。」
見つめられたサラは頷いた後答え
「寂しくなりますね……」
「そうだね〜。サラの授業が一番楽だったしね〜。」
エマは複雑そうな表情で呟き、ミリアムは頷いた。
「あんたね……他の教官達の授業では頻繁に寝ていた癖によくそんな事が言えるわね?――――ま、あんた達が卒業するまでは残っているわよ。」
サラはジト目でミリアムを睨んだ後苦笑しながら答えた。
〜メルカバ伍号機・ブリッジ〜
「エイドスさん、少しいいですか?」
「?」
ブリッジでエステル達やアドル達と会話していたエイドスはケビンに呼ばれた後、既にリ
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