終章〜碧の軌跡〜 第153話
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を聞いたロイドとリーシャは驚き、セリカは真剣な表情で尋ねた。
「恐らくな。だが、その事に気付いたエイドス達や”真竜”がそれぞれの力で無効化したそうだ。よってエイドス達がいる限り、最悪の可能性――――”幻の至宝”の力である”因果を操る事”は全て無効化されると思っていい。」
「へえ?さすがは”空の女神”とその一族だねえ?とりあえず彼女達がいる限り、最悪の事態を避けられる事は朗報だね。」
「さすがに”本物”の力には敵わぬという事だな…………」
ツァイトの説明を聞いたワジは興味深そうな表情をし、アッバスが口元に笑みを浮かべた。
「あれ?もしかして君もあの大樹の中にいる”キーア”の力を無効化していたんじゃないの?何せ、”君自身”が起こしている事だし。」
ある事に気付いたワジはキーアを見つめ
「うん…………全て終わった後のキーアには”幻の至宝”の力はほとんど失われたけど…………”因果の干渉”の妨害出来る程度の力は唯一残っていたから…………」
見つめられたキーアは静かな表情で頷いた。
「ほとんど失われた……?」
「一体どうしてそんな事になったのですか……?」
(まさか…………しかしそれなら何故キーアが消滅せず、今この場にいるのだ…………?)
キーアの説明を聞いたリーシャは不思議そうな表情をし、ティオは尋ね、ある事に気付いたツァイトは厳しい表情をした後真剣な表情でキーアを見つめ
「…………………」
「まただんまりか……」
「黙っているという事は話してしまったら未来に影響があるという事でしょうね……」
黙り込んでいるキーアを見たランディは疲れた表情をし、ノエルは複雑そうな表情をしていた。
「……エイドス達もそうですが、キーアも私達にとっては絶対に失う訳にはいかない”切り札”ですね…………」
「というかそっち方面じゃなくても、キーア以外は戦闘面でも切り札に近いよね〜?」
「………まあ皆さん、とんでもない強さですものね…………」
真剣な表情で呟いたセティに続くようにシャマーラとエリナは苦笑しながら答え
「それにしてもあの無邪気で可愛いミントちゃんにそんなとんでもない事ができたなんてね…………」
「フフ、人は見かけに寄らないという例ですね。例えで言うとナベリウスとかそうですし。」
「……?……どう……して…………??」
セティ達に続くようにエオリアは苦笑し、リタは微笑み、リタの言葉を聞いたナベリウスは首を傾げた。
「サティア様の事まで”無かった事”にされるなんて、絶対に許されない事です……!」
「ええ……それどころか私達とセリカ様との出会いまで”無かった事”にされた可能性もあるのだから……」
「そんな事
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