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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜二大国の落日〜前篇
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銃の引き金を引いた!するとロックスミス大統領のこめかみに風穴が空き、こめかみから血が流れ、ロックスミス大統領は絶命し、地面に倒れた!そしてある程度の時間が経つと扉が蹴破られた!

「ロックスミス!テメェの首を貰いに来たぜっ!!…………ん?」

扉を蹴破り、部屋に入って来たギュランドロスは周囲を見回してロックスミス大統領の死体に気付き

「あらあら……どうやら”大統領としての責任”を取られたようですね?正直、私も驚きました。このような判断をくだせる程の覚悟ができているなんて予想外です。」

ギュランドロスの側にいるルイーネは目を丸くしてロックスミス大統領の死体を見つめていた。

「ま、腐ってもカルバードの主って訳か……………………―――――全軍に通達!ロックスミスは死んだ!俺達の勝ちだ!」

「なお、投降する兵士は危害を加えず、逆らう兵がいるなら容赦なく斬り捨てなさい!」

ギュランドロスは静かな口調で呟いてロックスミス大統領の死体を見つめた後振り向いて叫び、ルイーネも続いて指示をした。

「お、俺達がカルバードに勝ったんだ……!」

「きっとエレボニアを攻めている連中も勝っているだろうな……!」

「ああ……!既に俺達のようにほとんどの領地を制圧して、帝都を攻めているという話だしな……!」

「す、凄い……!本当に今日から自治州だったクロスベルが下剋上して大国の仲間入りだ…………!」

クロスベル帝国兵は驚きや嬉しさで身体を震わせ

「おうよっ!ここからがクロスベルが真の繁栄を迎える時だ!」

「オオオオオオオオオォォォォォオオオオオオオオオオオ―――――――――――ッ!!」

そしてギュランドロスの言葉に続くように歓声を上げた!その後ロックスミス大統領の死を知ったカルバード兵達は士気を失くし、次々と武器を地面に落として泣き崩れて降伏した。自暴自棄になり、攻撃を仕掛けた者もいたが連合軍によってすぐに討ち取られ続けた。



こうして…………カルバード共和国は滅んだ!


同日、12:40――――



〜エレボニア帝国・緋の帝都ヘイムダル・オペラハウス〜



「聖技!グランドクロス!!」

「「ヴェンジェンスエッジ!!」」

「アアッ!?アリアン…………ロード…………!何故貴女が………………!」

一方その頃、帝都のオペラハウスにいる”蒼の歌姫(ディーバ)”と称えられている”身喰らう(ウロボロス)”の”蛇の使徒”の第二柱―――――”蒼の深淵”ヴィータ・クロチルダはリアンヌの奥義、プリネとレーヴェの協力技を受け、全身から血を噴出させながら、ツーヤとエヴリーヌによって絶命した自分の使い魔である巨大な蒼い鳥の死体に一瞬視線を向けた後リアンヌを睨み


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