外伝〜クロスベル警察”特務支援課”の情報〜中篇
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か全然わかんなかったんだよね〜。リベールの”異変”が終わってからその二人がメンフィルから爵位を貰っていたという話になっていたし。」
「………………………」
サラの答えを聞いたアリサは驚き、フィーは静かな口調で呟き、ミリアムは首を傾げてエステルとミントの写真を見つめ、ユーシスは目を伏せて黙り込んでいた。
「―――ヨシュア・ブライト。彼も遊撃士で、カシウスさんの養子であり、かつては結社―――”身喰らう蛇”の”執行者”だった子よ。」
「ええっ!?」
「あの”結社”ですか!?」
「しかも”執行者”という事は相当の腕前……」
「しかし……年齢が我々とあまり変わらないではないか。もしかしてフィーのように幼い頃からそのような裏組織と関わりがあったのか……?」
サラの説明を聞いたエリオットとマキアスは驚き、フィーは静かに呟き、ラウラは眉を顰めていた。
「そこの所はあたしよりあんたの方がよく知っているんじゃないかしら?」
ラウラの言葉を聞いたサラはジト目でシャロンを見つめ
「……ヨシュア様は私やレオンハルト様達のような”執行者”と違って、少々特殊な事情をお持ちな方でして……私も詳しい事は存じておりませんが、確か幼い頃から”白面”様の操り人形になっているという噂は聞いた事はあります。」
シャロンは静かな表情で答えた。
「操るだと!?」
「……もしかして暗示の類ですか?」
シャロンの説明を聞いたラウラは厳しい表情で声を上げ、エマは真剣な表情で尋ねた。
「ま、そんな所よ。……でも今のヨシュアは暗示からは解放され、暗示をかけた”白面”も既に死んでいるわ。」
「……幼い時に暗示をかけ、自らの手足のように使っていた外道……この手で裁けなかったのは残念だが、既に自由の身となっている事は幸いだな……」
「ああ…………つくづく最低な組織だな……」
サラの説明を聞いたラウラとマキアスは不愉快そうな表情で呟き
「……シャロン。今回の件が終わったら全部話してもらうからね?」
「お嬢様…………」
アリサに真剣な表情で見つめられたシャロンは複雑そうな表情をしていた。
「――――フェミリンス。出身地、経歴共に不明でエステル達を守護している”女神”よ。」
「え…………」
「…………教官。今、信じられない言葉が聞こえてきたのだが……」
「さ、さっき”女神”って言いましたよね……?」
サラの説明を聞いたアリサは呆け、ガイウスは静かな表情で尋ね、エリオットは表情を引き攣らせた。
「ええ、言ったわよ、”女神”って。」
「…………………………」
サラの答えを聞いた一同は黙り込み
「えええええええええええええええええええ
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