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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜クロスベル警察”特務支援課”の情報〜中篇
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、この人が………!?」

「それに”ブライト”と言えば……」

「リベールの”剣聖”カシウス・ブライトの娘か。」

エステルの説明を聞いたエリオットは驚き、ラウラは考え込み、ラウラの疑問にユーシスは答えた後エステルの写真を見つめ

「し、しかも”ブレイサーロード”と言えば……」

「遊撃士にして貴族の爵位も持っているある意味反則的な存在にして、平民にとっては”六銃士”クラスに見られている権力者すら逆らう事ができない無敵の英雄。」

マキアスは表情を引き攣らせ、フィーは静かな口調で呟き

「凄いな…………自らの実力で貴族になったなんて………」

「エレボニア帝国では考えられない事ね…………」

「”ブレイサーロード”と”黄金の百合”には僕達……というか”貴族派”と”革命派”の両方にとってとんでもなく厄介な存在だったんだよね〜……何せ二人はメンフィルの後ろ盾があるから下手に手を出したら、メンフィルと敵対する事になるし。この人達がいる間は”革命派”、”貴族派”共に煮え湯を飲まされたみたいだよ?この人達は”市民を護る為”に平気で僕達の事情に突っ込んできて、邪魔したし。」

ガイウスは驚き、アリサは複雑そうな表情で呟き、ミリアムは静かな口調で呟いた。

「いや〜……まさかこの娘達も力を貸しているなんて、最初知った時は驚いたけど、納得すると共に心強いと思ったわ♪―――何せ彼女達はリベールの”異変”に加えてリベールのクーデターを解決した主要人物達だし。」

「ええっ!?あのリベールの”異変”に加えて、その少し前にリベール王国内で起こったクーデターもですか!?」

「そ、そんな凄い方達まで力を貸しているなんて……」

「まさに”英雄”…………」

「……親娘揃ってリベールの”英雄”とはな…………」

「さすがは”剣聖”殿のご息女と言った所か……」

笑顔で言ったサラの説明を聞いたアリサとエマは驚き、フィーは静かな口調で呟き、ユーシスは目を細めてエステルの写真を見つめ、ラウラは感心していた。

「……もしかしたら彼女達がエレボニア帝国にずっと滞在していれば、内戦を止められたかもしれないな…………」

「た、確かに……実際リベールのクーデターまで解決している上、この人達にはメンフィル帝国の後ろ盾まであるし……」

「フン、そのような経歴があるのなら、実際そうなっている可能性も十分に考えられたから冗談になっていないな。」

「確かにこの人達が介入していたら、本当に内戦が起こる事を邪魔されたかもしれないし、内戦も止められたかもね〜。」

静かな口調で呟いたガイウスの言葉を聞いたエリオットは冷や汗をかき、ユーシスは鼻を鳴らして不愉快そうな表情になり、ミリアムは静かな表情で頷いた。

「そうね。
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