外伝〜クロスベル警察”特務支援課”の情報〜前篇
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耳を立てているセリーヌは驚いた。そしてサラはアリサ達の”神狼”の説明をした。
「ええっ!?”空の女神”の眷属!?」
「馬鹿な……そのような存在、”伝説”の存在ではないか!?」
「……しかしリアンヌ様が存在している以上、そのような存在がいてもおかしくないな……」
”神狼”の説明を聞いたエリオットとユーシスは驚き、ラウラは納得した様子で呟き
「”空の女神”の眷属か…………心強く、そしてありがたい存在だな……」
「け、けどどうしてそのような存在が”特務支援課”の方達に力を貸している上、そのセシルさんでしたか。その方を護っているのでしょうね……?(まさか”私達”の存在も知っているのでは…………)」
ガイウスは口元に笑みを浮かべ、エマは不安そうな表情で呟き
「さあ?”連中”の考えはあたし達にはサッパリわからないわよ。」
サラは溜息を吐いた後疲れた表情で溜息を答えた。
「―――ノエル・シーカーにアレックス・ダドリー。アレックス・ダドリーはクロスベル警察のエリート揃いの捜査一課の中でも特に実力がある捜査官で、ノエル・シーカーはあんた達より歳が一つ上だけどかつての警備隊で”曹長”を務め、警備隊の副司令の右腕的な存在だったそうよ。」
「二人とも若いながらも優秀なんですね…………」
「フン、さっきから聞いていて感じたがクロスベルの精鋭をかき集めたように見えるな。」
サラの説明を聞いたマキアスは驚いてダドリーとノエルの写真を見つめ、ユーシスは鼻を鳴らして目を細めて二人の写真を見つめていた。
「――――リィン・シュバルツァーにエリゼ・シュバルツァー。この二人は”元エレボニア貴族”よ。」
「”元エレボニア貴族”……ですか?」
「………もしかして父上のようにメンフィルに降伏した貴族の関係者なのか……?」
「!!!」
(……まさか…………よりにもよってこんな形で出会う事になるなんて……!)
サラの話を聞いたマキアスは不思議そうな表情をし、ラウラは複雑そうな表情で呟き、リィンの写真を見たエマは目を見開いて息を呑み、セリーヌは厳しい表情をしていた。
「…………――――思い出したぞ。”シュバルツァー男爵家”。温泉郷ユミルを納める男爵家で確か”百日戦役”時、戦う事もせずに降伏し、エレボニア貴族からは”エレボニアの恥さらし”と揶揄されている貴族だ。」
「あ!そう言えばユミルはメンフィル領だったわね……!」
静かな表情で呟いたユーシスの言葉を聞いたアリサは声を上げた。
「そう。………ちなみにもう今だからぶっちゃけるけどリィン・シュバルツァーは貴方達――――特科クラス”Z組”のクラスメイトになっていたかもしれない人物なのよ。」
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