外伝〜クロスベル警察”特務支援課”の情報〜前篇
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かやり合った事がある。”闘神の息子”が猟兵を辞めて、何で警察なんかにいるのかが理解不能だけど。」
サラに視線を向けられたフィーは頷いてランディの写真を見つめていた。
「ええっ!?」
「も、元猟兵がクロスベル警察に……!?」
フィーの話を聞いたアリサとマキアスは驚き
「……それでフィー。このランディという者は実際どのくらいの実力の持ち主なんだ?」
ラウラは真剣な表情でフィーを見つめて尋ねた。
「……正直一対一でまともにやり合ったら私では勝てない。」
「ええっ!?フィーちゃんが!?」
「フィ、フィーって確か”西風の旅団”っていう猟兵団で”西風の妖精”っていう異名で呼ばれて活躍していたんだよね?そのフィーでも無理なの……?」
静かな口調で答えたフィーの言葉を聞いたエマは驚き、エリオットは信じられない表情で尋ねた。
「……”赤き死神”と私の強さのスペックは全然違う。以前私を含めた2個中隊が”赤き死神”が率いる僅かな手勢によって壊滅に追いやられたし、”猟兵”としての実力も恐らくだけどザクセン鉄鉱山で戦った”V”―――――ヴァルカンと同じくらいだと思う。」
「あのテロリストの幹部の一人と同じだなんて……!」
「……相当な強さだわね……」
「フィーをも遥かに超える強さを持つ元猟兵か……」
フィーの説明を聞いたマキアスは驚き、アリサとラウラは真剣な表情でランディの写真を見つめていた。
「―――次はこの3人…………ウィルフレド・ディオンの娘であるセルヴァンティティ・ディオン、シャマーラ・ディオン、エリナ・ディオン。彼女達はかつてクロスベル警察の”特務支援課”に留学という形で所属していたそうだけど、既にクロスベル警察を退職しているのよ。にも関わらず”特務支援課”を助ける為に反対する両親達を納得させて駆け付けたそうよ。」
「ええっ!?じゃ、じゃあ彼女達があの”匠王”の……!?」
「確かリベールの”異変”の解決にも協力した職人であり領主の者だったな……」
「そんな凄い人のご息女達が…………」
「しかも我々より年齢が下なのにも関わらず仲間の為に駆け付けるとは…………」
「……俺達以上に仲間想いな娘達のようだな。」
サラの説明を聞いたアリサやユーシス、エマは驚きの表情で、ラウラとガイウスは感心した様子でセティ達の写真を見つめ
「――――セシル・パリエ・ノイエス。彼女はウルスラ病院の看護師達の纏め役という他のメンバーの中では異色を放っている人物なんだけど……その看護師にはあるとんでもない秘密があるのよ。」
「秘密……ですか?」
「一体なんなんですか?」
マキアスとエリオットはセシルの写真を見つめた後サラに尋ねた。
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