暁 〜小説投稿サイト〜
『零と先輩』
『親』

[8]前話 [2]次話


19歳、夏真っ盛り。
難産の末、女児出産。
大変どころの騒ぎじゃない。
殺してくれと思うほどの痛みに耐えきれなかった。
出産しながら出産は二度としないと誓った。

正直、感動より痛みが勝ってた。
感動で痛みを忘れるって聞いてたけど、あれは嘘だ。
産まれた後の胎盤もなかなか取れず、痛過ぎて狂いそうだった。

暫くは育児に集中した。
すぐ死にそうで怖かった。
小さすぎる手、か細い泣き声、一生懸命に母乳を飲む姿...
産んであげれて良かった。
心からそう想えたのは何日経った頃だったかな。



[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ